ニッポンの女神から学ぶフェミニン道☆Vol.4 ふくよかな食の女神☆

高野山のお膝的に位置する『丹生都比売神社（にうつひめ神社）』
ここは大食都比売大神（おおげつひめのおおかみ）と言う食の神様も奉られていて、高野山へ『お供え物』の穀物を奉納する為の儀式が行われています

『ニッポン』は世界にも誇れる程のグルメ国家

豊かな自然に四季折々の『旬の食材』・・

ただ『味』に拘るだけでなく、器・盛りつけ・空間などなど

五感全てをフル回転させる『食文化のエキスパート』のDNAを

持っています

そして『食の中でも流行を生み出す』のも

女性たち・・

『○○の○○が美味しい！』

と好評価を広めるとあっと言う間にそのお店は大繁盛に変身・・

兎に角、女性陣は『食べる事』が大好きです

そのシワ寄せに『ダイエット情報』にも興味津々なのですが・・（笑）

神話に登場する『食の神様』もやはり女性・・

しかも布袋様のようにとてもふくよかな女神です

何故ふくよかか・・

頭の先から足の爪の先・・もっと言えば臓器や排泄物までも全てが

『種の根源』

『日本の神様カード』に登場する食の神様・・

『豊受気毘売姫』（とようけびめのかみ）

は可愛らしいイラストで登場されていますけれど、

emyが想像するに『古事記』や『日本書記』に登場する

『豊受さま』は男神を圧倒するような

貫禄のある女神だったのではないかと思うんですね

日本の神様カードの『豊受さま』は可愛らしいです

何故、圧倒するような貫禄のあるイメージがあるのか・・

『豊受気毘売姫』は『古事記』では須佐之男命に

『日本書記』では月読命が

身体のあらゆる所から出して来る食べ物を『汚らわしいもの』と感じ

殺されてしまうんですね

��時に神話は残酷なシーンが登場します）

絶世の美女であればそんな話の筋にはならないでしょう・・

しかし、その亡骸から今私たちが食する全ての『食べ物の起源』が

誕生しています

何か神話だけで読み解くと『豊受さま』は

ひぼうの死を遂げた女神のように感じるのですが、

伊勢神宮・元伊勢にも『外宮』・・

『天照大神が食す食べ物を守る神』

としてまたある時は

『穀物の神・食の守り神』

として奉られているお社が数多くあります

それどころか山陰地方で『豊受さま』は

『天女の羽衣』の天女伝説として

登場しています

現代私たちが口にするもの全てに豊受さまの起源が宿っている・・

そしてそのお力を頂く為に

『いただきます』

の言葉がある・・

日常の中にはまだまだ先人たちの教えを受け継いでいる事が

沢山ありますよね

『食の女神』に習って

豊かさを受け取るために料理の腕もあげたい所（笑）

そんな訳で明日はまた簡単なお料理レシピを

ご紹介したいと思います