10/29/2015

みちのく神めぐり*Vol.8 里山の氏神様・・☆

〜大内宿の氏神様・
仙台で仕事を終えた後、福島県・大内宿へ向かった。

相変わらず下調べをあまりせず、東北道から須賀川インターを降りて

会津磐梯山を望みながらまっすぐと国道を走る。

左右には広大な稲田が広がっていて

黄金に輝く稲穂がキラキラと風に揺れていた。

思わずはっとする絶景・・。

何て日本の里山はこんなにも美しいのだろうか・・と

思わずため息が漏れる。


山道をしばらく走って行くと大きな橋の角に

『大内宿』

と看板が出ていた。 

もうすぐ到着・・。

でも寸前まで全く江戸時代の情緒は感じられない。

シルバーウィークの最終日。

駐車場に近づいたのだろうか、

いきなり車と人の波が押し寄せる。

仙台から約3時間、大内宿に到着だ。

お昼を過ぎていたのでお蕎麦を頂いてから

観光しようかと思いきや、

有名なお店では待ち時間が2時間近くもあった。

待ってでもそのお店で食べたい!

待ち番号の札をもらって先に観光する事にした。

  
 左右にずらっと茅葺屋根の民家が並んでいて

まさしく江戸時代の宿場町の雰囲気をかもし出していた。

漆塗りの食器や竹細工など様々な民芸品が並んでいる。


 清らかな水に冷やされているビールやラムネに思わず目がいってしまう。

見るからに良く冷えてそう・・。

9月半ばでもこの辺りの風はちょっとひんやりとしていた。

お客様情報で『大内宿のとち餅は絶品!』と聞いていたので

縁側に座っているおばあさんのお店で餅やお漬け物などを

買っていた。

 

そのおばあさんのお店の横に大きなな一の鳥居がでんと構えている。

しかも良く見ると不思議な鳥居で、

木をそのまま天上に引っ付けた何とも素朴な感じの鳥居だった。

鳥居の形にも様々な流派があるけれど、

全くもって村人のオリジナリティーが炸裂していた。

そしてその鳥居の先にはまっすぐの道が続いていて、

何だか気になるのでその道を進むと

鎮守の森にたどりついた。

そして其処には二の鳥居があった。

『高倉神社』

二の鳥居の横に名前が書いてあった。

何も下調べをしていないので

誰が奉られているのか?由来がどうなのか?など

全く解らないけれど、

中から素晴らしい気が流れていたので参拝する事にした。

    
 古い石の階段の参道を歩いていると

清々しい空気が森全体を囲っていた。

(凄い・・何て素晴らしいエネルギー!)

想像以上に素晴らしい聖地で驚いてしまった。

そう・・

たまにこんな素晴らしい氏神様に遭遇する事がある。

本殿まで行かなくてもこの空間の中に身をゆだねているだけで

十分だった。

びっしりと生えた苔は歴史の長さを感じさせられた。

思っていたよりのんびりしてしまって

待ち時間の2時間はあっと言う間に過ぎてしまった。

待った甲斐のある絶品お蕎麦・・。

この美味しさはきっと此処全体を守っている

氏神様のおかげ・・なんて本気で思った・笑。

福島県は他に、陸奥国二宮『伊佐須美神社』

参拝に行きたかった。

伊佐須美は過去何度か足を運んだ事があったけれど

此処、10年以上はご無沙汰だった。

せっかく久しぶりに会津若松方面へ来たので

伊佐須美の神々にご挨拶がしたかった。

東山温泉で1泊滞在した後、早速神社へ向かう。

温泉宿で頂いた福島県産の野菜や釜戸で炊いたご飯は

本当に美味しかった。

東北の温泉宿は源泉の素晴らしさだけでなく、

地野菜やご飯の美味しさ(そして個人的にはお酒・笑)

何時もノック・アウト状態だ。

長時間ドライブの疲れも一気に吹き飛んでしまう。

そして『伊佐須美神社』へ到着した時、

ちょっとした違和感を感じた。

あれ??こんな感じだったっけ??

神門に白い布が下がっていて賽銭箱が置いてある。

確か、神門を抜けると廻廊があってその奥に大きな本殿があったはず?! 

ちょっと記憶を疑いながら神門横の出入り口に入ると

境内はがらんっとしていて、小さな拝殿がぽつりと鎮座されていた。

〜伊佐須美神社の仮拝殿〜
 その拝殿の前には白いテントがはられていて

何時も御朱印を書いてくれていた懐かしいおばちゃんが、

其処に座っていた。

そして良く見ると御社殿造営の為の寄付金をつのっていた。

『7年前に放火で本殿から廻廊まで全焼失してしまったんですよ・・』

衝撃の言葉だった。

歴史を感じさせる素敵な本殿が全焼・・

しかも放火・・

何とも痛ましい惨事。

微力ながらその造営のための寄付をさせてもらった。

『ありがとうございます!あなたの御名前が入ったこの御札は
新しい社殿の中に奉納させて頂きますからね』

いえいえ・・そんな恐縮な・・     

神社は日本が誇る文化遺産。

無くす事は考えられません。

しかも何時も元気にしてもらっているのにね。

そんな事を考えながら仮拝殿の裏にまわると

既に再建工事が始っていて御柱を建てるための

大きな穴が掘られていた。

      
本殿を取り囲んでいた御神木たちまで

被害が及んでいなくて安心した。

きっと鎮守の神々が守ったのに違いが無い。


 そして新しい社殿の完成図を見て驚いた。

まさに会津版・出雲大社!!

約10年後に完成予定らしいけれど、この図を見た時、

何だか新しい福島県が誕生するように感じた。

放火と言ってももしかして神様のいたずら?

こーでもしないとこんな社殿を創建する事が出来なかっただろうに・・ 

必然?偶然??衝撃から変な希望へと変化して行った。

この後、仕事で神奈川県・湯河原に直行しようかと

思っていたけれど、無償に茨城県・鹿島神宮へ行きたくなった。

何かに突き動かされているように・・。

〜to be next 〜  



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只今、フェニーチェでは11月2日(月)以降の電話鑑定受付を
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10/28/2015

みちのく神めぐり(番外編)*Vol.7 ☆東海&東北の旨いもん♪

〜アンティークのそばちょこ@大内宿(福島県)〜
スリランカから無事、京都へ戻り

昨日は後片付けやら家の用事で終日、バタバタしていました。

やっと今日からブログを再開出来ます

まず最初は、ぐーーーんっと前に戻って、東京出張前から

書いていた『みちのく神めぐり』からスタート!

そして今日は番外編で、東海&東北で食い倒れた

旨いもんたちをお送りします。

『収穫の秋』『食欲の秋』・・

四季が豊かなニッポンは特に『秋』の季節に入ると

お魚からお野菜まで甘みが増し、本当に美味しい食べ物に

チェンジして行きます

こんなにも食材に恵まれた国に生まれただけでも

幸せもの・・。

その感謝の気持ちを心の中に秘めながら

出張中、各地の郷土料理に舌鼓を打ちました

まず最初は東海から!

〜駿河湾中心のお刺身盛り!〜
   東海とくれば駿河湾の旨いもん

『生しらす』『桜えび』に始り、秋刀魚(さんま)のお造りも頂きました。

思い起こせば生の秋刀魚を頂いたのは静岡県が初めてだったと思います。

関西で、秋刀魚のお造りを食べる習慣があまり

無かったような・・。

〜手作り黒はんぺん!ふわっふわでした♪〜
〜桜エビのチヂミ!エビの風味がたまらない♪〜
   
続きまして宮城県。

三陸の海の幸はもちろんの事、

今回は友人お勧めの塩釜にあるお寿司屋さんへ行くのが

とても楽しみでした。

〜塩釜神社の目の前にある『すし哲』〜

友人曰く、元の店舗は津波に流されてしまい、

今では他の寿司屋さんと一緒に塩釜神社の前に

軒を連ねていました。

お店の中に響く職人さんたちの元気なかけ声と

カウンター越しに弾む会話。

どんな困難に陥ったとしても

元気と希望を与えてくれるもの・・

それも地元で頂く旨いもんです。

〜鰹のタタキに薬味を練り込んだ大根おろし&ポン酢!ガラスの器も涼しげ〜
 
〜大皿にお行儀良く並べられたにぎりたち・・〜

 此処『すし哲』さんは、新鮮な食材はもちろんの事、

盛りつけ、器に至るまで職人魂が光っていて

本当に美味しかった・・。

リピート確定の名店でした・笑。

何だかんだといっても日本人はお魚を食べている時が

至福の時・・。

特にあの鰹の味は忘れられません!

『鰹』って本当に不思議なお魚・・。

この『すし哲』さん以外にも

和歌山県・新宮市で頂いた『鰹』の美味しさも

忘れられない・・。

emyだけかもしれませんが、妙に美味しい鰹に出会うと

何時までも余韻に浸ってしまいます・笑。

(・・っと書いていても頭の中に鰹の味が蘇る・笑)

〜牡鹿半島ではこれでもか!っと言う程、三陸の海の幸を頂きました♡〜
  三陸は特に貝類が充実していて美味しい

『赤貝』『つぶ貝』『ホタテ』『牡蠣』『あわび』・・

とーぶん、貝を見なくて済む位頂きました・笑。

〜美味しい米処には美味しい地酒♡〜
  そして仙台と来れば『牛たん』

市内には名店が沢山ありますけれど、

その中でも今回行きたかったお店は『司』でした。

〜柔らかい牛タン&テールスープ。麦ご飯&とろろも最高!〜
 初めて行った時はこじんまりしていたお店も

今では海外進出までしていてビックリ!!

メニューも色々と充実していたので

次回はじっくり楽しみたいと思います・笑。

そして最後は福島県。

出雲bijinの『ひまわりプロジェクト』の時に伺って以来でした。

街の様子も気になっていましたし、

微力でも陰ながら福島県の応援を色んな形でしています。

どんな状況であろうとも其処には街が存在し、

人々が生活を続けている。

そして苦難を乗り越えるための努力がひしひしと伝わる福島県。

今回は念願の南会津郡の『大内宿』へ行く事が出来ました。

道中、会津磐梯山の麓には黄金に輝く稲の田畑が広がり

それはそれは輝かしい程まばゆい里山の風景でした。

黄金の稲は収穫されると『銀』へと呼び名が変わる・・。

ずっと運転をしていたので写真に収める事が出来ませんでしたけれど、

しっかりと目の中に焼き付けておきました。

〜薬味の白葱はお箸の役目も果たします・笑〜

 ひっそりとした山奥に佇む江戸時代の宿場街。

山の緑と清流に囲まれた伝統的建造物に入ると

一遍に江戸時代へタイムスリップ!

街の雰囲気も素敵でしたけれど、

其処は『花より団子』・笑。

兎に角お蕎麦が美味しかった〜〜〜〜〜!!(思わず絶叫!笑)

こちらの名物『高遠そば』は白ネギをお箸代わりに使って

お蕎麦を頂きます。

最初、葱におそばを上手に絡められるのか

疑問に思っていたのですが、これまた不思議で

良い感じにおそばが引っ付く・笑。

しかもその葱をかじると辛くなく、甘みがあって美味!

初めて出会う驚きの美味しさです。

十割蕎麦なのでぼそぼそと蕎麦が切れてしまいますけれど、

繊細なお味は何処から来るのか??

あまりの美味しさにお土産で買って帰りました!

個人的に大好きなご当地蕎麦の第一位は

長野県・戸隠そばでしたけれど、

此処、大内宿のおそばもそれに匹敵する位の美味しさ!

あ〜〜・・また食べたくなって来ました・笑。

この甘い白葱のように福島県のお野菜&果物は最高。

大量ゲットして京都で余韻を楽しんでいました。

〜東山温泉〜
   そしてお宿は東山温泉

東北と言えば豊かな源泉が特徴的。

東山温泉も昔と変わらず最高の泉質を保っていました。

大きな天災が来ると時に泉質が変わってしまう場合もあるのですが、

此処東山温泉に関しては昔と変わっていないように感じます。

四つの大滝に囲まれ、伝説の神使い『八咫烏』が導いて

発見された 東山温泉は風水的な意味でも最強

 こんな感じで駆け足でご紹介しましたけれど、

『参拝』『温泉』『郷土料理』はemyの三大栄養素である事には

間違いありませんね・笑。   
 
〜to be next 〜



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