emy版＊All about 『竜』Vol.4 龍と剣 ☆

安土桃山時代の絵師・長谷川等伯の『善女龍王像』
『善女龍王』は八大龍王（天竜八部衆）の一竜王で、雨を降らせる力を持っています

これまた久しぶりに龍神の話に戻ります

『龍』に剣って個人的な意見ですが、

とても力強く・・そして素敵な組み合わせだと思うんですね

この『善女龍王』の図もそうだし、

大きな剣に巻き付く龍神も神社仏閣で見かけますし、

『龍と剣』の関係は

宇宙エネルギーの象徴

とemyは感じています

そもそも『剣』は国産みの神、イザナミ＆イザナギが、

天の橋から『矛（ほこ）』をコロコロと

かき回して日本国最初の島『あわの島（淡路島）』を作りあげ、

イザナミが最後、火の神を産んで死んだ時、

妻の死に嘆き悲しんだイザナギが

『十束剣（とつかのつるぎ）』で

火の神を殺め、その火の神の血からは神の剣

『経津主神（ふつぬしのかみ）』が生まれ

『スサノオ』『ヤマトタケルノミコト』の神話でも

『剣』の存在はただ殺めるための道具としてだけではなく、

『誓い』『禊』『浄化』と

流れを変えるための重要な役割を果たしています

そんな『剣』を持った龍は

勇敢で邪気・邪念をバッサバッサと切り落とし、時には雷を起こし

雨を降らす・・

『剣』と一体化となった龍神ほど強いものはありません

そんな『龍＆剣』を最近、異常に感じているのは

今年から始まったNHK大河ドラマ『平清盛』・・

神話に強いが歴史に弱いemyは、逆に何も知らないがために

壇ノ浦の合戦で海に沈んだ『草薙剣（くさなぎのつるぎ）』

を肩にかけた平清盛は、神格化していて

個人的に毎回ぷるぷる震えが止まらないドラマです・笑

��『画面が汚い』発言や結構、酷評が出ているみたいですが、

歴史を越えて神話的な演出が凄く新鮮に写ります）

『平清盛＆草薙剣』清盛が龍神に見えてくる・・

��年前になりますが、カータン＆のんちゃんと加計呂麻島へ摩訶不思議旅に行ってから

龍神になった『平家』？！の記事を書いたり、

その後、広島で写真展を開催した時、数年ぶりに宮島へ行って

平家ロマン再び・・をシリーズで書いたりと

取り憑かれたように『平家』が続いて

今年、この大河ドラマが始まって再び

『平家と龍神ってホント繋がっていたのね・・』

とまた妄想が頭の中をぐるぐるとよぎっています

そして今年は3月9日（金）～11日（日）と

��日間、再び広島のギャラリーSORAさんで『鯉の写真展＆対面鑑定』のイベントも

開催しますので2012年はまたまた『平家ロマン』に戻ります・笑

平家の守り神でもある厳島神社へもまた足を運びたいですね

そして厳島神社の先に鎮座する大願寺には

素敵な『龍神の祠』がありますので

また手水の水をかけてあげたいと思います

始めて訪れた時・・何か・・

『水をかけてくれ』

と催促された感じだったんですよね・笑

島根県・石見の『物部神社』の龍神さま
手に持った剣が武将の風格を感じます

年始には『経津主神（ふつぬしのかみ）』が御祭神の

石上神宮（いそのかみじんぐう）へも参拝へ行っていますし、

emy自身も『龍と剣』のエネルギーを

欲しているのかもしれません・・

それは『征服欲』からではなく

『迷いを断ち切り真実を見極める』ために

次回は『龍神の息吹を感じる神島たち』を

書きたいと思います