5/10/2015

YN(ヤマトナデシコ)←→NY(ニューヨーク)*Vol.4 まさに危機一髪!・・☆

〜北京国際空港にて〜
初めて利用したAir China。

右を向いても左を向いてもほとんど中国人だった。

まずは北京まで約3時間。

飛行機自体は正直、古い・・。

シートにモニターも無く、映画も観られない。

久しぶりに歴史を感じる機体に遭遇した。

この3時間はマンハッタンでどのように過ごそうか

計画を立てる事にした。

旅立つ前まで本当に忙しくてろくに下調べが出来ていない。

定刻より珍しく10分以上も早く離陸した。

想像通り、周りはかなり騒がしい・・。

シートベルトのサインが消えていなくても

平気で立ち上がり、トイレに行こうとしたり

荷物を出そうとしてCAに怒鳴られていた。

上空を飛んでしばらくするとドリンクサービスの時間になった。

とーぜん、英語で聞いてきてはくれない。

中国語で聞かれたので英語で答えた。

『Beer please・・』

すると慌ててCAは英語に切り替えて

『氷はいりますか?』

と聞かれた。

(ビールに氷???)

頭の中にクエッションが出たけれど、

『No thank you 』

と答えると

凄いしかめっつらで

『え!氷いらないの?』

みたいな表情でビールとコップを手渡された。

ん〜・・確かにビールは冷えていない・汗。

でも氷を入れて飲もうとは思わない。

勢いよくコップに注ぐと

コップの下から思いっきりビールが吹き出してきた。

ビックリして慌てて手で押さえる。

最初、何がなんだか訳が解らなかったけれど、

良く観るとコップの底が割れていた。

まさかコップが割れているなんて

考えてもみなかったし、

初めての経験だった。

あたふたしていると隣に座っているおばちゃんが

新聞を投げてくれた。

異国の中に放り込まれたような状況で

親切にされる程、ありがたい事は無い。

思わず『Thank you very much !』

と英語で御礼を言うと

(なんだ!日本人か?!)

と言う顔をされた。

中国人に間違えられたので優しくされたのか?

もしemyが日本人と解っていたら

新聞を投げてくれなかったのか??

色んな思いが交差する中、

どんどん溢れ出るビールを食い止める方が必死だった。   

そしてその新聞でコップを押さえながらCAの所へ行った。

するとCAは無表情でそのコップを取り上げて

トイレに投げ込んだ。

あまりに手荒な感じだったのであっけにとられた。

いきなり凄い洗礼を受けたような出来事だった。

ただこの経験から次に飲み物が来た時は

コップにヒビが入っていないかどうか

チェックするようになった。

北京国際空港へは何とか定刻通り到着。

トランジット時間は1時間30分。

急ぎ足で『transfer』の表示にそって歩いて行く。

すると案の定、カウンターの前には長蛇の列が出来ていた。

時計を見ると残り時間が1時間とちょっとだった。

なかなか進まない状況にイライラ・・。

周りのヨーロピアンたちもかなりイライラしていた。

『あなた、何処に行くの?何時発?』

後の男性が声をかけて来た。

彼はemyよりも更に30分早い飛行機に乗る予定だった。

『こんなんじゃ間に合わないよ!!』

かなり怒っていた。

やっとカウンターを通過出来たと思ったら

今度はセキュリティーチェックに時間をとられた。

引っかからないようにノートとiphoneは事前に出していたけれど、

入念なボディーチェックに引っかかる。

そしてipone用のバッテリーを出すのを忘れていたので

何度もカバンをチェックに回された。

当初、心配していたように、

1時間30分のトランジットはかなりタイト。

離陸時間まで30分を切り出したので

走って水を買いに行った。

エコノミー症候群予防も兼ねて、

長時間フライトの時は最低でも1リットル以上の水を

機内へ持ち込む。

ゲート近くに外資系のコーヒーショップを見つけ、

500mlのエビアンを3本買った。

1本が何と¥400近くする。

あまりの高さに驚いたけれど時間が無かったので

3本をカバンに押し込んで入場ゲートへ走って行った。

ゲートを無事通過すると見慣れない光景が広がる。

機内に入る前にまたカバンをチェックされた。

これも初めての経験。

そして買ったばかりのエビアン3本を取り上げられた。

『なんで??!!!』

Air Chinaのルールが良く解らない。

機内に水が持ち込めない理由が解らなかった。

でもダメな物はダメ。

泣く泣く高級エビアン水を置いて

機内へと入っていった。

『も〜〜信じられない!!
Air Chinaに乗る時は水を買わない!』

心に固く誓った。

北京からJFK空港まで更に12時間。

さすがに大きなジャンボジェット機なので

シートにモニターがついていた。

(やっと映画が見られる・・♡)

種類も意外と豊富だったので

色々見る事が出来た。

NY行きを意識してなのか

マンハッタンが舞台の映画も多かった。

映画を見ながらやっとNYへ行く感覚が

頭の中に広がって行った。

to be next ・・ 

 
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