Come back ! 梅雨さん☆

～上賀茂神社の御手洗川～

今までジメジメとする『梅雨』の季節が好きになれなくて

カラっとしているヨーロッパへ逃避行をした事が何度もあったけれど、

京都に住んで華道や茶道の世界に触れていると

『梅雨』の季節が逆に好きになってしまいました

六月は陰暦の言い方で『水無月』

『無』と言う漢字が付いているけれど、

『水の月』と言う意味だそうで・・

昔からやっぱり６月には雨が降っていたんですね・笑

ちなみに京和菓子で定番の『水無月』も好きです

～京和菓子・水無月～

『水無月』は三角形のういろうっぽい土台に

あずきが乗っている風流な和菓子

そして『水無月』は六月の終わりに執り行われる

『夏越祓』の神事の魔除けのお菓子です

六月に入ると良く神社で『茅の輪くぐり』を目にされますよね

��ちなみに去年は三重県・椿大神社の茅の輪をくぐりました・笑）

『夏越祓』は１年の半分の折り返し月の六月に

茅の輪をくぐって前半の邪気を祓い落とし、

後半の月も無事過ごせるよう『無病息災』を願う神事です

節分の次は夏越祓・・

日本は本当に『節目』を大事にする国です

そして六月に入るとあちらこちらのお店の看板に『水無月』と墨で書かれた文字を

良く目にします

～上賀茂神社の茅の輪～

上に乗っている『あずき』は

『悪魔払い』の意味があるんですよね

『祇園祭り』『茅の輪くぐり』も

スサノオさんの流れから来ているお祭りだし、

『あずき』も出雲では神に捧げる食べ物だし、

京都の中にもしっかりと出雲国の流れを汲んでいるものが多いです

京都に住んでいると『水無月』を良く頂くので

食べる事が多いのですが、このお菓子を食べると

『梅雨の季節が来たな～・・』

と感じる事も出来ますね

話は少し変わって

『梅雨』と言う漢字・・

確かにこの季節は梅の実が熟して

梅酒や梅干しを仕込み始める時期です

そして田植えが始まり夏野菜も沢山の水分が必要ですので

『梅雨』の恵みの雨が無いと

植物たちも育たない・・

今年は早く『梅雨入り』したかと思っていたら

今週、京都は35度近くの猛暑日が続いています

こんな日は、近くの貴船～上賀茂～下鴨へ出かけて森林浴をするのが一番

雨乞いではありませんが、せめて瑞々しい写真をアップして

梅雨さんのご機嫌をとりたいと思います・笑

～この季節、貴船は最高に涼しくて気持ちが良い～

～貴船神社の樫の木は特大サイズで有名～

～上賀茂神社と下鴨神社の境内には『御手洗川』が流れています～

～『糺ノ森』も相変わらず気持ち良い～

週末も猛暑が続きそうですので、

皆様、くれぐれも『熱中症』に気をつけて

沢山水分を補給してくださいね