11/05/2014

小さな身体*大きな愛・・☆

〜町家は寒いのでポカポカのたまこ専用ベッドを用意しました!〜

「このままだとたまこちゃん、非常に危ないです・・」

動物病院の先生からこの言葉を聞いた時、

目頭があつくなってしまった。

半年くらい前から、たまこの持病である鼻炎がかなり酷くなり、

人間で言うと蓄膿のような感じで、鼻の奥に膿みがたまっている。

クシャミをして鼻水を飛ばせる時はまだマシで、

今では鼻血を出すか、鼻が詰まっている状態で、

ゼーゼーと息づかいが荒い・・。

傍から見ていると、とても苦しそうなので

人間のように鼻をかんであげたり点鼻薬で症状を和らげて

あげたいけれど、ネコの鼻は小さ過ぎて人間のようにはいかない・・。

手術も出来ない。

先月、東京〜スリランカと長期出張が入っていたので、

旅立つ前、色んな動物病院をまわった。

ある時は、動物に効く漢方の先生の所へも連れて行った。

しかし、これまた神経質で気が強いたまこは、

新しい試みを全て、拒否!

薬を飲ませても吐いてしまうし、

点眼、点鼻薬を打とうとすると驚く程の怪力で

それらを絶対に受け入れない・・。

昔からそうだった。

餌を変えてみても一切食べない。

2〜3日経って、お腹が空いているはずなのに、

それでも全く食べようとしない。

ある意味、凄い精神力だ。

出張の間、ずっと幼馴染みが預かってくれていて、

一生懸命面倒を見てくれていた。

出張先から心配でラインをすると、

「ごはんあまり食べないけど元気そうだよ!」

と何時も言ってくれていた。

そしてスリランカから帰ってお迎えに行き、

こたつの中で小さくなっているたまこを見て絶句してしまった。

何故ならあまりにもやせ細っていたからだ。

同じくペットを飼っている幼馴染みのワンちゃんも高齢で、

ホルモンバランスが崩れて毛が抜け落ちてしまっている。

「動物病院の先生も言ってたけど、ペットは歳を取ってくると
どうしても色々出てくるよ!
何か色々治療を受けるストレスを考えるとこのままに
してあげておいた方が良いのかもしれないって・・」

確かに・・

動物病院の待合室で、犬が吠える声を聞きながら

診察を待つ事は、たまこにとってストレスフルな事だったし、

注射を打つ事には全く抵抗が無いにしろ、顔の辺りに

手が来ると異常に拒否反応を示す。

そうだ、たまこにはトラウマがあるのだ。

まだ子猫だった頃、車に乗せて友人宅へ行った事があった。

少しの用事だったのでたまこは車の中でお留守番をさせていた。

そして帰ろうとしてドアを開けた時、たまこが飛び出して来て、

思いっきりドアの角に顔面を殴打。

顔が少し変形する程、酷い怪我だった。

それ以来、目の前に何かが来る事に対して異常に怯える。

このトラウマさえなければ、もっと治療の施し様があるのに、

注射しか対処出来ない事にいらだちを覚える。

出張前も夏痩せなのか3キロあった体重が2.8キロになっていた。

そして今は更にやせ細ってたった2キロしか体重が無い・・。

身体を触ると背骨が浮いて解る程、骨と皮しか無いのに

何故か毛並みだけは輝いている。

そして目力も凄い。

たまこは人の気持ちを敏感に受け取る事が出来るので、

心配そうにしていると逆に凄い目力で、

(私は大丈夫だからそんな悲しそうな顔をしないで!)

と怒られているような感じになる。

それは幼馴染みも言っていた。

心配そうにするとキッと睨んで(心配しないで!)

言う感じだったらしい。

〜やせ細ったたまこ〜
  元々、子猫の頃から環境の影響で

「この子はあまり長生き出来ませんよ!」

と言われていた。

それを知っていても縁があってずっと一緒にいた。

そして気がつけば15歳になっていた。

emyはたまこから沢山の愛情をもらっている。

そんなたまこに私は何が出来るのか?

大好きなお魚を手に乗せるとちょっとは食べるけれど、

息が苦しいのか水しか飲まない。

寝る時は1階の居間に居るたまこも2階へあがって来て、

emyの腕枕に頭を置く・・。

あまりにも小さくなった身体にゼーゼーと言う息づかい・・。

前までずしっと身体の重みを感じる事が出来たのに、

今では空気のようにふわっとしている。

それでも一生懸命気丈に生きようとするたまこに

溢れる涙を止める事が出来ない。

後、どれだけ一緒にいられるのか解らないけれど、

今は数百グラムでも体重が増える事を願うばかりだ・・。


 少しでもこの写真のように、

元気な姿に戻ってほしい・・。

たまこは私の分身。



    






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