はんなり＊まったり☆

四条通り八坂神社の近くにある『何必館（かひつかん）・京都現代美術館』
地下には北大路 魯山人（きたおおじろさんじん）の作品が展示されています
まるで茶室のような狭い空間の美術館ですが、非常にセンスの良い空間です

これまた台風の影響で京都も朝からずっと雨が降っています

やはり気になるのは紀伊半島の十津川・熊野周辺

兎に角、これ以上被害が拡大されない事を願うばかり・・

良く訪れていた地だけあって、道の形状が良く知っているので

非難するにも支援するにも非常に困難な地である事が解っています

子供の頃から良く訪れたとても素晴らしい山村・・

どうか、十津川・熊野が１日も早く平穏で静かな生活へと戻られますように・・

さて・・話は戻りますが、

今週末は遠くへ出かける事なく、まったりと京都で過ごしていました

まずは『koiの掛け軸』で

布に転写したkoi写真が出来あがったので次の段階、

掛け軸の表装をお願いしている京表具井上光雅堂へお邪魔しました

前回は写真以外の部分・・天地や中廻し・一文字など井上さんに

お任せしていたのですが、今回はちょっとその行程やお軸のお勉強を含め

お邪魔をして一緒に選ばせて頂きました

現代風の写真に古典の形式を合わせる・・

これがなかなか難しいんですね

何度も何度も色んな古典生地を合わせてながら頭をひねって行きます

作品の一部ですが、今回は前回以上にぱぁ～～っと福が降りて来る
イメージでお軸を作っています

掛け軸５点＆間仕切りを制作し、12月の町家でお披露目するのが今から楽しみですね

そして次は五感を楽しむ日本酒好きには

たまらないイベントに参加していました

西陣に行きつけの日本酒専門の酒屋さんがあって

そこのご主人が主催される『千年匠味会』へ行って来ました

このイベントのきっかけは

『どんなに美味しい懐石料理を頂いたとしても

それに匹敵・または邪魔をするような素晴らしい日本酒が組み合わされる事が無い

日本酒はどうしても脇役としかならない』

と感じていたご主人は

『懐石料理の１品１品に合う日本酒』

に拘り、フランスでは良く『料理に合うワイン』・・

いわゆる『マリアージュ』を行っているように

その『マリアージュ』の日本版のような会を

主催されたんですね

そのチラシをお店で見つけて

『参加します！！』

と即答（笑）

下鴨・福助さんにて開催されました

乾杯～最後の水物（くだもの）まで４種類の様々な純米吟醸を頂きながらお料理を頂きます
正直、ず～～っと日本酒を飲んでいるのでよっぽどお酒に強くないと訳が解らなくなってしまうかんもしれませんね（笑）
酒豪の友人も連れて行ったのでとも楽しいひと時を過ごす事が出来ました

そして最後は京都散策

京都の『街歩き』はホント楽しいです

狭い路地が多いのですが、ちょっと裏に入ると素敵なお店や

歴史建造物がさりげなくあって・・

何度歩いても飽きる事はありません

今回は祇園を中心に街歩きをしました

『何必館（かひつかん）』ではフランス生まれ写真家・エリオット・アーウィット
の展覧会が開催されていました

エリオットの代表作でもあり、CDジャケットにも使用されている鏡越しのkissの写真がありますが、
私は彼の作品で結構好きなのが『犬』シリーズです

ポスターにもありますけれど、エリオットはよく『ジャンプする犬』を撮っています
偶然だと思うのですが、ホント狙ったかのようなベストタイミング！（笑）

そして久しぶりに八坂さんで参拝をしました

八坂さんってめっちゃ狛犬の数が多いんですよね（笑）
こんなに沢山、狛犬さんを見られる神社は無いと思います
結構、りっぱな作りの狛犬さんたちでね・・彼らを見るだけでお力を頂けます

ちょこちょこ立ち寄る祇園のOKUさんでボリューム満点の『抹茶パフェ』を頂きました
去年の展覧会ではオリジナルのスウィーツを創作して頂き、色々とお世話になりましたね

祇園は観光客で賑わう縄手通りを少し外れると

静かでしっとりとした新町通りがあります

祝日のお昼間なのでお茶屋さんもひっそりとしています

祇園・・とくれば『辰巳大明神』
ここで参拝をする舞妓さんたちを良く見かけますが、良くドラマのロケにも使われています

その『辰巳大明神』の斜めにある甘味処の老舗ぎおん小森
京都にはほんと沢山、古民家作りの落ち着いた甘味処が多く点在します

祇園を歩いていると、松などの緑や朝顔のツル・様々な種類の観葉植物たちが古民家と

絶妙に存在感を高め合っていて素敵・・

こんな感じではんなりとした京都で休日を過ごさせて頂きました