楽しさ極めるemyの〜極楽手帳〜: メルシー＊サバ！Vol.8 パサージュの展示会☆

〜歴史ある高級商店街のアーケード・パサージュ〜

バーミンガム国際空港から再び、シャルル・ドゴール空港へ降り立ち、

荷物の事を考えながらアパートへ戻りました。

この日はそのまま夜に展示会の搬入が待っていたので、

あまりゆっくりとしている暇もありません。

部屋に戻ると紛失していた荷物は無事届いていました。

しかし良く見ると穴も開けられボロボロ状態・・。

中には作品も入っていたので慌てて広げてみると、

中身はお土産で買っていた日本酒や梅干しのケースが壊れ、

ぐちゃぐちゃの状態となっていました。（Oh my Got ！！）

お土産の品々は仕方ないにしろ、一番心配なのは作品・・。

それが悪運の強いemyだけあって、あんなにぐちゃぐちゃ

になっているバッグの中で作品だけは無傷・・。

日本酒やら梅干しの汁など作品だけには一切付いていません！

（鯉パワー？？笑・凄い・・）

半分以上諦めていたので、そのバッグを破棄しなければ

成らない程、最悪な状態なのに作品が無事な事だけで

心の中に安堵が広がりました・・。

そして翌日から6日間、『サロン・イデ・ジャポン』の展示会がスタートです。

去年は、全てオーガナイザーのまいこさんにお任せしていたので、

emy自身が作品を売るのは始めての事！

周りは以前から参加されている作家さんが多くて

色々話しながら楽しい６日間となりました。

〜会場のエスパス・シンコ・ギャラリー〜

〜クリスマスシーズンに和雑貨の贈り物・・〜

がコンセプトですので、広いギャラリー会場内には

emyのように日本からの出展やフランス在中の日本人、

そしてフランス人やヨーロッパ圏在中の日本人の作家さんなど、

ホント、インターナショナルのプロフェッショナルたちが、

『日本の匠の技』的な作品をお届けしています。

小物から書・陶器・アクセサリー・写真・イラストに至るまで

出展しているemyもついつい欲しくなる物ばかり・笑。

パリに来て改めて『和』に触れると、

日本は緻密で素晴らしい文化と技が生きている国である事に感動します。

〜店頭ディスプレイには出展作品が並んでいます〜

来てくださるお客様もほとんどは地元のパリッ子たち・・。

『鯉』がモチーフだと目の前を歩くお客様方は

『鯉ってユダヤ人が好きなのよ！』

『北アフリカの方も『魚』は縁起物で、お皿などの陶器に魚柄を入れたりするの』

『私も川で泳いでいる魚の写真や動画を撮って作品にしているのよ！』

などなど、興味深いお話をしてくださります。

そして青い目の奥に焼き付けられる作品はどのように写っているのか・・

じっと作品を見られるお客様のお顔を拝見するのも面白い・笑。

そして何よりも寒い季節のファッションがとてもセンス良く

お洒落で素敵な事に触発されました。

黒いロングコートでも良く見ると刺繍が施されていたり、

地味な上に合わせるマフラーやスカーフは色鮮やか・・。

作品を売る以上にファッションチェックに余念のないemy・笑。

色んな意味で刺激的な展示会でした。

〜やはりお手頃なカード類が良く売れました！〜

〜来年の春以降、日本でも発売する『koi 扇子』〜

隣のブースで出展していたフランス人のドミニクは、

日本の『折り紙』を使ってアクセサリーを作っています。

それがまた細かい作業で・・彼女の作品は素晴らしかった♡

〜ドミニクの作品・小さな蝶のピアス〜

ドミニクは特に『鶴』が好きなようで、

北海道までわざわざ見に行った事があるそうです。

〜ドミニクとemy〜

また彼女は日本語の勉強もされているので、若干、日本語で会話が出来ます。

いきなりフランス語で話かけられるお客様の通訳もしてくれたりと、

ホント、お世話になりました。

そして向かい側のブースには、関東からお越しの

ポーセリング・ペインターのかおりさん、

同じく関東圏からお越しの書道家・紅華さん、

パリ在中で江戸文様のアクセサリーを作っているよしこさん、

ルクセンブルク在中で、アクセサリーを作られている

日本人リナさんとは開催中、ご近所さんで話も弾みます。