〜真珠の母貝で作られたマザーオブパールのネックレス〜 |
コロンボは首都だけあって車の交通量が尋常では無い。
朝や夕方になると15分で行けそうな場所でも1時間近く
時間を要する事がある。
信号機もほとんど無いので
けたたましくクラクションを鳴らしながら
車やトラック、三輪タクシーが荒い運転で
ひしめき合う。
特にバスはスピードも出すし、かなり強引な運転だ。
アスファルトの地面もガタガタで
ボコボコ穴が空いていたりする。
そんな中、雅子さんは子供たちの学校の送り迎えや
買い物へ行くのに車で移動するのだが
器用に車の間をどんどんすり抜ける
運転テクニックが凄かった。
『運動』のイメージとはほど遠い雅子さんだが
助手席に乗っていてどうみても運動神経が
かなり発達しているように思えて仕方が無かった・笑。
運転好きのemyでもこの状況の中で
安全に進む事が出来るのか自信が無い。
ゴールフォートの家では数分歩けばすぐに
ビーチへ行けたけれど、
コロンボでは車が無いと気軽に行けない距離だった。
スリランカのビーチから望むインド洋は
油絵のキャンバスのようにドラマチックで
特に真っ赤に染まる夕日は格別だった。
〜インド洋の夕日〜 |
昼間、トリートメントが終わった後、
車で買い物に出た足で
ビーチへ何度か連れて行ってもらった。
子供たちも大好きなドーナッツを買ってもらい
ベンチに座って食べた後、
砂浜を走りながらはしゃいでいた。
その様子を雅子さんとemyはベンチに座りながら見ていた。
ビーチには沢山の家族連れもやって来て
凧揚げをしたりシャボン玉を飛ばしたりと
楽しそうに遊んでいる。
そして遠くには野良犬の親子が大人しく座っていた。
スリランカでは良く見る風景。
道路にもやせ細った犬たちが良く歩いている。
ボーイズたちは段々とベンチから離れ
気がつけばその親子犬の側で遊んでいた。
リラちゃんもボーイズたちと一緒にいたので
私たちは安心してベンチで喋り続けていた。
だが、突然、犬がけたたましく吠え出す声がしたので
犬たちの方へ目をやると
一番下のサハンちゃんが転んでいて
その上に犬が襲いかかろうとしていた。
そして次の瞬間、雅子さんは
一目散に子供たちの方へ走り出し、
親子犬を追い払って子供たちを守っていた。
一瞬の出来事だった。
『火事場の馬鹿力』
のことわざ通り、
全速力で走って行った雅子さんは
まるで羽を付けているかのように
一瞬にして子供たちの所へ行き
犬を威嚇した。
サハンちゃんはビックリして泣きわめき、
カバンも何もかもほっぽり出して
雅子さんが走って行ってしまったので
emyは別の防衛本能が働き
カバンをぎゅっと握りしめ
盗まれないように荷物をひとまとめにした。
スリランカの野良犬は大人しく、
あんな怖い行動を起こすなんて考えられなかった。
急に豹変した理由は解らない。
でも雅子さんが一瞬にして偉大なる母親の顔に
変わったのは今でも鮮明に覚えている。
アコヤガイは 真珠の核を包み込み
美しい粒へと育てる事から
『マザーオブパール』と呼ばれている。
そのエネルギーは絶大で
大いなる海から誕生したマザーオブパールは
身を守り災難をはね除ける作用があると言われている。
名前の由来から
『子育てを守るパワーストーン』
とも言われ
女性にとって最強の守護石だ。
子供を守る母の愛情ほど強い物は無い。
あの時の雅子さんはまさにマザーオブパールだった。
最初、今日のブログの題名は
子供を守る一身の姿の雅子さんを思い出し
『偉大なる母の愛』
にしようと思っていた。
しかし、書いている途中、
急に思いついて
アクセサリーケースを引っ張り出し
大昔に買ったマザーオブパールのネックレスと
ブレスレットを取り出した。
懐かしさもあったけれど
手に取って眺めていると
マザーオブパールの意味が
やっぱり雅子さんそのものだな・・
と慌ててブログの題名を変えてしまった。
〜to be next 〜
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