8/10/2015

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ*Vol.7 守護・・☆



2日間、たっぷりとロンドンを満喫してパリへ戻った。

楽し過ぎたのか出発前から出ていた咳が酷くなっている事に

全く気がついていない。

パリは連日快晴で、既に30度を越える猛暑となっていた。

明日、JAPAN EXPO の搬入があり、

パリの街散策は1日しか無かった。

夕方はパリ在中の友人と会う約束をしていたので

それまでオペラ座周辺へ買い物に出かけた。



ギャラリーラファイエットもセールの真っ最中だったので

色々、洋服を見て回った。

そして見事なステンドグラスの天上は何時見ても惚れ惚れする。
  
ロンドンの地味なレンガ造りと違って

パリの建物は宮殿風の装飾がとても鮮麗されている。

ただ空気は埃っぽいので気管にかなりダメージが出る。

マスクをしたい所だけれど、日本と違って

咳をしている位でマスクをしていると

重病人間違えられ、かなり白い目で見られてしまう。

だからなるべく水分補給をしながら

喉を潤していた。

風邪薬も飲みたくない。

なるべく自然のまま回復へ向かいたい。

しかし、気管支炎になるとなかなか治りにくい。

夕方に友人と会った時、かなり咳が酷くなってきて

仕方が無く、薬局へ飛び込み咳止めシロップを買った。


滞在しているアパートの近くに有名な『サンマルタン運河』がある。

気持ちの良い天気だったので等間隔にパリッ子たちが

運河のへりに座っていた。

その光景は京都の鴨川にそっくりだった。

暑かったのでカフェでビールを飲み、

その後またエスニック料理を食べに行った。

今度はカンボジア料理。

気がつけばずっとエスニック料理しか食べていない・笑。

でも野菜が沢山取れるのでついつい足が向いてしまう。

その夜、驚く事に気管支炎はとうとう気管支喘息へと変わってしまった。

数年ぶりの発作・・。

息が出来ない。

夜中、苦しくて目が覚めてしまった。

そして慌てて旅行用の薬袋から喘息の症状を押さえる

呼吸器を出して来た。

(助かった・・)

数年ぶりに出た喘息の恐怖が蘇る。

・・って言うか喘息を止める呼吸器を何故か今回持って来ていた。

出発前、荷造りをしている時、

旅行用の薬袋に胃腸薬や解熱剤を入れている時、

今回は喘息を押える呼吸器を何となく袋の中に入れた。

5年以上、発作は出ていなかったけれど、

もし万が一、発作が出た時の予防に

病院へ行って処方箋を書いてもらう。

処方箋が無いともらえない呼吸器なので

いきなり発作が出た時、薬局に走っても手に入らない。

最初、夜中に喘息の発作が出た時、

死にかけて救急車で運ばれた。

それまで喘息になった事が一度も無かったので

いきなり息が出来ない意味が全く解らず

兎に角、救急車を呼ぶのに必死だった。

救急病院へ担ぎ込まれて点滴をしながら

発作が治まって来た時、

お医者さんから

『これは完全にアレルギーから来ている喘息です。
何のアレルギーから来ているのか調べましょう!』

と直ぐに検査をされた。

そして原因は猫の毛から来ているものだった。

猫を飼い続けている限り、喘息は治らないと

医者にさじを投げられた。

しかし、ヨガと出会ったおかげで喘息を完治する事が出来た。

それから全く、発作が出ていなかったけれど、

あの恐怖心は取れる事が無いので

完治しても呼吸器は家に常備しておいた。

そして海外出張で呼吸器を持って行く事は無かった。

でも、今回は何時もと違って持って来ている・・。

発作が治まった時、誰かに守られているような気になった。

もし、呼吸器を持っていなければ大変な事になっていたのは

一目瞭然だった。

悪運が強いのか??

いや、何かに守られている事が既に運が強い証拠だと思う。

ご先祖なのか守護神なのか・・

こうなりゃ〜先祖も守護神・守護霊、

もっと言えば日本の八百万の神々を味方に付ける勢いだ。

(守られているから大丈夫!)

そんな言霊すら御守りへと変化する。

そうなのだ。

『守護』とは目に見えない力を信じる事。

信じる者は救われるじゃないけれど、

なるべくポジティブ・イメージを持つように

心がけている。  

そして今回、異国の地で命拾いをした事は

心の底から感謝の気持ちが沸き上がって来た。

そして4日間、連続夜中に発作が出てしまった。

その呼吸器の使用回数は4回しか残っていなかった。

(このまま発作が続いてしまったらどうしよう・・)

一抹の不安が頭をよぎる。

何の前触れも無くいきなり来る発作。

自分では予測不可である。

でも不思議な事に5日目から発作はピタっと止まった。

こんな時、改めて何かの力に守られているとしか

言いようが無い。

〜to be next 〜

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