12/20/2013

メルシー*サバ! Vol.6 ハンサム・ウーマン at バーミンガム☆

〜バーミンガムへ向かう列車の中〜
ロンドン・ユーストンからバーミンガムまで約1時間30分。

都心から東北に位置するイギリス第2位の工業都市です。

其処に住んでいる幼馴染みのひこは小・中・高と同じ学校の同級生。

小学校の時はクラスが別だったけれど、

中・高は一緒で、高校の時はバンドも組んでいました。

学生の頃からスレンダーな彼女でしたけれど、パートはドラム・・。

お洒落を楽しむ女の子要素が高い部分と、サッパリとして

白黒ハッキリとした性格部分を持ったハンサム・girlでした。

子供の頃の性格って意外と変わらないんだな・・と思うのは、

Face book以外でも渡航前、何かと便利なLINEでもやりとりしましたけれど、

文章が兎に角短い!

『何処行きたい?』『こんなのあるけどどぉ?』『何時頃になる?』

とこんな風に用件だけがパッパと来る。

その文章から当時の面影が頭の中に浮かんで

実際に会った時、やはり昔と変わっていないのかどうなのか

とても楽しみにしていました。

高校を卒業してから30年・・まともに会うのは始めてです。

無事、バーミンガム駅に到着すると出口が2カ所ありました。

どの出口なのか聞いていなかったので、LINEを送ると

『ごめ〜ん!道路が混んでいてあともう少し時間かかる!
悪いけどニューストリートの方で待ってて!』

と返事が帰って来ました。

しばらくしてまた彼女らしい短い言葉で

『ついてるよ!』『どこ?』『改札の中?』

と来たのですが、お互いなかなか見つける事が出来ない・・。

週末の構内は確かに混んでいて、この人混みの中で

見つけるのは多少困難な感じでした。

しかし、しばらくすると目の前に赤紫のコートを来た

長身美人が満面の笑みで立っている・・。

『まえ〜〜〜!!!!』←小学校からのニックネーム

そう!ひこだ!声の感じも全く変わっていない!

其の瞬間、一遍に気持ちが学生時代にフィードバック・・。

元々長身に彼女はヒールを履いているので更に背は高くなっています。

『女はヒールを履かなくなったら終わりよ!
私はずっとヒール・・しかもピンヒールだから!』

むむむ・・この辺りの女子力も昔から全く変わっていない・笑。 

そして喋り方も変わっていないし、喋る速度も一緒。

(きっとそれはemyも同じ!)

『今日はクリスマス・マーケットがあるから行ってみない?』

と早速、街中へ連れ出してくれました。

〜クリスマス・マーケットは大混雑!〜
 

  
 今までも何カ所かヨーロッパのクリスマス・マーケットへ

足を運んだ事があるけれど、こんなに賑わっているマーケットは始めてです。

早速、買ったホットワインのマグカップも人にあたらないように

移動するのが一苦労・・。

『私、お酒が飲めないのよね!』

この言葉が唯一意外だった彼女の一面。

端から見るとお酒好きに思われそうな感じなのに

そんな人に限って、お酒を一滴も飲めなかったりして・・。 

『ホットワインなら飲めるかも?!』

と彼女も買っていたけれど、結局一口飲んだだけで

emyが2杯、飲む事となりました・笑。

あまりの人混みに参ってしまい、そそくさと抜けて

彼女の運転でお勧めのレバノン料理を食べに行きました。

車の種類はとーぜん、ミッション!

ヨーロッパでオートマの車はほとんど見ません。

『何かさ〜ミッションじゃないと車を運転している気に
ならないじゃない!』

その言葉もやはり彼女らしい・・。

そして街中から少し離れたモスリム街へ行き、

真っ暗な駐車場へと入って行きました。

(ほんまにここにお店があるの??)

と思う位、明かりもなく人影も少ない・・。

『このお店ね!ホント、イスラム教の人たちしか
ほとんど来ないのよ〜』

と言いながらお店の中へ入って行くと

中は外とは全く対照的で明るい感じ・笑。

彼女はかなりの常連らしく、スタッフみんなと言葉をかわしていました。

〜ひよこマメのコロッケ〜
   
〜トマトの酸味が爽やかなナスと野菜の煮物〜
 
 
 

〜マメも入ったお米と日本的に言うと『鳥肉のつくね』〜


イスラム教と言えば、トルコへ行った事があるけれど、

レバノン料理は、レモンやトマトの酸味が効いた

シンプルな料理・・。

野菜もふんだんに頂けて、とても美味しかったです。

ただそのレストランにはお酒が置いていないので

また車でシティーに逆戻り・・。

素敵な水路(カナル)を散歩しながらBARへ向かいました。

〜産業都市の名残を感じる水路は奇麗に整備されています〜
〜巨大ショッピングモール!其の名の如く元郵便局です〜

〜Mailboxの中、エスカレーターが紫にライトアップされているのがお洒落

最初はMailboxの最上階にある話題のスカイラウンジへ

行く予定でしたけれど、結構、人気があるらしく

かなり人が並んでいたのでまたテクテクと水路を歩きながら

別のBARへ向かいました。

楽しい時間はあっと言う間に過ぎ時計を見ると夜中近く・・。

駐車場へ向かう時、昔からの建物と近代的な建物が

上手く合わさってコラボレートしているのに感心しました。

ヨーロッパでは、物寂しい光の色のLEDですら、

風景の中に溶け込んでいます。



 
〜近代的な建物の横には古い教会が・・文字盤はやはりラテン数字〜


始めてお邪魔するお家に夜中近くなってしまった事に

旦那様に悪いなと若干気が引けていると(ここら辺は日本人・笑)

『昨日、帰ったのは1時過ぎやし!
大丈夫よ!気にしないで!』 

とあっさり答えてくれました。

そして街中から車で20分くらい・・彼女の自宅に到着です。

玄関に荷物を置いてリビングへ進むと、

ハイセンスな部屋の作りに驚いたと同時に、

その昔、彼女の実家へ皆と何かのパーティーで行った事があり、

とてもお洒落な実家だった事も同時に思い出しました。

やっぱり昔と変わっていないんですね・・センスまでも・笑。

〜リビング〜

彼女は、編み物が趣味で、週末はみんなを集めて

編み物教室を開いているようです。

そして部屋の至る所に素敵な彼女の作品が置かれていました。

それがまたどれもお洒落で・・夜中なのにテンションあがりっぱなし・笑。

〜カラフルな柄が好みらしい・・〜

 
〜出してくれた紅茶のポットカバーからコースターも全て彼女の作品〜

  



〜毛糸に熱を加えてフェルト状にした可愛い靴〜
〜部屋事に壁の色が違います〜




思わず写真を撮りまくってしまいましたけれど、

何処を切っても絵になる・・。

思わずカメラマン魂にも火を付けられました・笑。

『私、好きなものと嫌いなものがハッキリしているから
余計な物がないのよね!』

ホント、其の通りで、食器も益子焼きの1人の作家さんの

物で全て揃えてありました。

ここまでの徹底ぶり・・まさに彼女の『美学』です。

〜花瓶に至るまでその作家さんの作品〜
〜朝のダイニング〜
〜お庭も典型的なイングリッシュ・ガーデン・・でもデッキを付ける所は彼女のセンスです〜
   

〜階段部分〜


2階で用意してくれたゲストルームの壁は

すみれ色で、壁一面の本棚にはびっしりと本が並んでいます。

良く見ると『手塚治虫』『山岸涼子』など懐かしいマンガも

並んでいる・・。

『私、おたくやし、妖怪ものが好きやねん!』

と笑いながら言っていたけれど、ツボは一緒で

こんな時、趣味以上に同じ時代を生きていたんだな〜・・

と思いますね。

その本棚にはついつい手が出る漫画が並んでいて、

久しぶりに明け方近くまで手塚治虫を読んでしまいました・笑

〜 to be next 〜    
















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