12/16/2013

メルシー*サバ!Vol.3 迷子になった荷物・・☆

〜パサージュ近くのケーキ屋さん〜
*フェニーチェからのお知らせ*

何時もフェニーチェをお引き立て頂きまして誠にありがとうございます。
12月19日(木)に年末・年始の電話鑑定予約受付を開始しますけれど、
その前に18日(水)キャンセルが出ておりますので、
早急に電話鑑定ご希望のお客様がいらっしゃいましたら
本日の午後13時以降、担当・中村までご連絡ください。
(電話番号/090-5713-8188)

また、新春に開催する『東京対面鑑定(1月11日(土)〜14日(火))』
の受付は12月26日(木)8:00よりブログに詳細をお伝えします。
対面鑑定は予約専門メールにての受付となりますので合わせて
宜しくお願いします。


さて・・

ここからは先週の続きです。

エールフランスの事務所へ行くといくつかデスクがあって

神妙な面持ちで相談されている旅行者が数名いらっしゃいました。

きっと彼らもemyのようにスーツケースが紛失して手続きを

しているのでしょう・・。

一番奥に座っていたおじさんに手招きをされたので

机の前に座り、ざっと状況を説明して荷物を預けた時の番号を見せると

パソコンにその番号を打ち込み、そのバッグが何処にあるのか

探し始めました。

〜この度はご迷惑をおかけしました〜

と無表情の心ない言葉をかけながらポンっと歯ブラシなどが入った

緊急キットの袋を渡されました。

(全くもっていらないんだけど・・)

と思いつつ、それよりも何よりもカバンがどうなっているのか

気になって仕方ありません。

しばらくするとおじさんは

〜あなたの荷物はアムステルダムに止まったままです!〜

と言われました。

え!!それは困ります!
明日、そのバッグに入っているものを持って
イギリスに行かなければならない!
今日中にピックアップしなければなりません!!

と必死に訴えるとおじさんは、

〜これから3便、アムスから飛んで来ますから
その中にカバンが入っていますよ(多分)
だから空港で待っていてください〜

と何の保証もない返事。

ところで、3便って何時に到着なんですか?

〜19時・20時・・そして最終が21時46分!〜

時計を見ると18時30分過ぎ・・

(どうしよう・・最終まで待つべきか??
 でも、今日中にバッグを受け取らないといけないし・・)

迷っていても仕方が無いので開き直って

とりあえず後の3便を待つ選択をしました。

空港を出ると中へ入れませんよね?
中でずっと待たなければならないんですか?

と尋ねると、

〜空港の外に出ても大丈夫。中に入りたい時は
係りのものに理由を言えば入れます〜

なるほど・・其処らへんは融通がきくんですね・笑。

とりあえず、手続きが済むと19時を回っていたので

最初の便にカバンが来ているのか確認しに行きました。

それがこれまたなかなか荷物が出て来ない。

先ほどと同じくベルトコンベアーの前には凄い人だかり・・。

やっと動き出したもののやはりカバンは出て来ませんでした。

ロングフライトの疲れは何処へやら・・。

荷物が気になりつつも、誰も居ない荷物受け取り場所に

ポツンっと1人でいるのも面白く無いので

一旦、空港を出てカフェに入りました。

パリに滞在するアパートは 前回もお世話になったフランス人と

結婚されている久美子さんの所。

19時にはアパートに行くと言いつつ、到着出来ていないので

ジェラーさん(久美子さんの旦那様)も心配しているのかもしれない・・。

でも、連絡先は住所とアパートに入るためのコードNOだけ。

まぁ〜最悪、11時にはアパートに着けるだろうし・・。

何て色んな思いがグルグル頭の中を駆け巡ります。

そして時計を見ると次の20時に到着時間に近づいていました。

20時にアムスから到着した便はベルトコンベアーすら動きません。

それを見た瞬間、

今日は無理だな・・。

と悟りました。

もう一度、エールフランスの事務所へ行くと

先ほど、対応してくれたおじさんではなく、

おねーさんに変わっていました。

また同じ説明をするとおねーさんは呆れたような顔をして

〜待ってても無駄よ!あなたのアパートにデリバリーするから
帰った方がいいわね!〜

とおじさんとは180度違う事を言われました。

まぁ〜・・そうだろうな。
無事届くかどうかの保証もないけれど・・。

と諦めてタクシー乗り場へ向かいました。

長時間、空港を1人でウロウロしていたので、

数名のアラブ系の人々に眼を付けられていたのは感じていました。

(これはちゃんとしたタクシーをひろわないとあぶないな・・)

と警戒していると、やはり声をかけてきます。

数名に声をかけられ続けましたけれど、兎に角断って、

ちゃんと警官がたっているタクシー乗り場へ行き、

まともなタクシーに乗る事が出来ました。  

アフリカ系の運転手さんはホント陽気で、

ず〜〜〜っと喋っています・笑。

タクシーに乗り込んだ瞬間、どっと疲れが出ていたのですが、

思わずその陽気なタクシーの運転手さんに

一連の出来事を話しました。

〜そりゃー大変だったね!!
エールフランスはKLMと合併してから働く意欲をなくして
るんで(ほんまかいな?)
いい加減なんだよ!
兎に角、荷物が無事届く事を願っているよ!
僕はタクシーでこんな感じで色んな人に出会える・・
その時、その時の瞬間に感謝してるんだよ!
だって人生は1度っきりじゃないか!〜

日本で言う『一期一会』の意味と同じだな・・としみじみ思いました。

まさかタクシーで人生哲学を聞くとは思わなかったけれど・・笑。

そしてアパートに到着したのは夜の22時過ぎ・・。

あ〜〜〜・・やっと着いた!!

そして扉の横の壁に付いているコード番号を押す・・。

しかし無反応・・。

ウソでしょ!!!

最後の最後にまだ試練は残っていました!

・・って言うかここまで来てまだ何かあるか???

と言う感じ!

久美子さんの部屋は6階なので外から大声を張り上げた所で

聞こえない。

どうしよう・・。

一応、ベルらしきものがあったので鳴らしてみたけれど、

無反応・・。

このまま一晩、外で明かす訳にはいきません!

こうなりゃ〜ドアをドンドンたたいて

兎に角、気付いてもらうしかない!!!!

そして力づくでドアをたたいていると中から明かりが付いたのが

見えました!そしてガチャガチャっと戸を開ける音・・。

やった!良かった!!

と思った瞬間、中から凄いこん棒を持った黒人のおばちゃんが、
  
emyに襲いかかろうとしています。

ドアをドンドンたたいていたので泥棒と間違えたようで・・汗。

すいません!私は6階の久美子さんの友人です!
今日からここでお世話になるんです!!

慌てて説明するとおばちゃんは

〜も〜びっくりするじゃない!!最近、泥棒が増えているから
てっきりあなたも泥棒かと思っちゃったわ!!
ちゃんと久美子に電話しておいてよ!〜

と言ってそそくさ部屋へ帰って行きました。

そしてやっと無事、アパートに到着・・。

久美子さんとジェラーさんが出迎えてくれて

コード番号の事を言うと

『あれ?変わったの言ってなかったっけ??』

とあっさり言われました。

京都からここまでホント、長い1日でしたね・笑。
  
そして、荷物を無くされた事も久美子さんに話をすると

『私も以前あったわ〜・・
戻って来た時はカバンをまっぷたつに切られてて・・
食べ物全部とられてた!』

これまた恐ろしい話・・。

食品も入れているし・・荷物を盗まれる可能性もある。

次の日は午前中、会場のパサージュで打ち合わせをした後、

午後にはユーロスターでロンドンに向かう予定。

午前中にカバンが届くと間に合うのですが・・

さすがにタイミングよく物事は進みません!

果たしてカバンは無事、デリバリーされるか??

そんな事を考えるとなかなか寝付けませんでした。

〜next tomorrow 〜

     
 

          

 



           

             

   

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