The Power of City＊Vol.18 緑の龍・・☆

～フェリー乗り場近くのバッテリーパーク～

１日ART散策をして、ちょっとショッピングを楽しんだせいか

��日目の夜はさすがに深い眠りにつけそうだった

疲れ過ぎると逆にお腹の減りはなく

またデリでちょっとしたおかずと飲み物を買い、

ホテルの部屋で食べた

これがまた残念なお味で（笑）

少し食べただけでお腹がいっぱいになる・・

もしかして、これを続けていたらダイエットに繋がるかもしれない。

ちょっと不健康なダイエットかもしれないけれど・・笑

テレビを付けてニュースチャンネルに合わせると

ちょうど天気予報の画面が写った。

確かに明日はrain＆snow・・

参った・・

��日外でニューヨーク市街を観光しながら歩こうと思っているのに・・

しかし、画面の雨マークを見ながら

まぁ～雨はきっと夕方から降り出すでしょう！

・・と何処までもポジティブシンキング・笑

そしてその後、ベッドに横になるといきなり深い眠りについてしまった

emyは基本、枕が変わっても何処でも熟睡出来るタイプだけれど、

たま～に眠りが浅く夢ばかり覚えている時がある

NYへ来てからは眠りが浅い日々が続いていたけれど、

全く夢も覚えていなかった

しかし、この日はとても不思議でインパクトの強い夢を見ていた・・



まるでテレビアニメ『まんが日本昔ばなし』の

オープニングに出て来るような『緑色の龍』が

空をゆらゆらと飛んでいる

山々を越えて行くと、大きな湖があって

その湖から真っ白で輝いている『白龍』が天に向かって飛んでいく。

空の上でその『緑色の龍』と『白龍』が絡み合うようにして

空中散歩を楽しんでいるようだった。

するといきなりその『白龍』がまた

どぼんっと湖の中へ消えていった・・

其の瞬間、目が覚めた。そして確信した。

『緑の龍が空を飛んでたから今日は晴れね！』

そして慌ててカーテンを開くと、雨は止んでいて少し晴れ間が出て来ていた。

（やっぱり・笑）

～『緑色の龍』が空を飛んでいたら晴れ～

これは非科学的で何の根拠もないジンクスだし

emyの妄想でしかない。

しかし、そんな夢を見て目が覚めた瞬間『晴れる！』と

感じたのは事実だった。

でもまた厚い雲も広がったりと大気の状態は不安定な感じ・・

一応、折りたたみの傘をカバンに入れて地下鉄の駅へ向かった

やんちから

『何処行きたい？』

と聞かれていたのでベタだけど

『やっぱり自由の女神は見ておきたいな・・』

とリクエストをしていた。

フェリーに乗って『自由の女神』のある島を目指すらしい。

ホテルの目の前のペンシルバニア駅から１番の地下鉄に乗って南へ向かい

『Rector Street』と言う駅で下車をした。

バッテリーパークの中にフェリー乗り場があるらしいが、

始めて行く場所で解るのか全く予想も出来ず少し不安だった。

��方向オンチだし・笑）

地下鉄の駅から地上へ出ると数人の観光客らしき人々が

同じ方向へ歩いていた。

きっとこの人たちもフェリーに乗ると思ったので

後を付いて行く事にした。

すると大きな公園が目の前に広がり、壁に

『Ferry』と言う文字を見つけ一安心・・

道に迷う事を前提にしていたので、

約束の時間よりもかなり早く到着してしまった。

時間潰しに公園内をウロウロしていると、リスを多く見かけた

イギリスの公園でも良く見かけた全身がグレーかかった茶色で

しっぽの裏が白いリス・・

emyの存在を全く気にする事なく、木から降りて

あちらこちらへすばしっこく餌を探していた。

フェリー乗り場に目を向けるとやんちの姿が見えた。

『おはよう！今日宜しくね～！』

と声をかけると

『雨降れへんかったな～！笑』

と笑っていた。

しかし、まだ空の雲は厚く天候は不安定・・。

観光シーズンとちょっとずれた２月だったせいか、

フェリーはあまり混んでいなかった。

『この前のハリケーンサンディの影響で、自由の女神の

島へは上陸出来へんみたい。

ほんまに被害が大きかったみたいやね。

でもその変わり、ぐるっと湾岸を周遊してくれるみたいやで！』

こんな大都会に巨大ハリケーンが襲撃したなんて想像も出来ない。

今、世の中は信じられない天災続きである。

フェリーに乗り込んだ時はとても寒かったので中の席に座っていたけれど、

目の前に『自由の女神』が近づいて来た時は思わずデッキに出てしまった。

フェリーがゆっくりと『自由の女神』へ近づくにつれ、

厚かった雲が一遍、見る見る内に青空が広がって来た

さすがにやんちもかなり驚いたようで・・

『何やこれ～～！！

晴れて来たやん！！

凄い！雲を飛ばす女か～～笑』

あまりにも『自由の女神』に近づくタイミングと

晴れになったタイミングが絶妙過ぎて

自分でも信じられないくらい、驚いた・笑

太陽の光にあたって『自由の女神』はピカピカと輝いているように見えた

輝いている『自由の女神』に見とれている時、

頭の中に白い龍が湖に入っていく姿と重なり合っていた。

今朝の夢は今の状態を夢の中で擬似的に体感していたのかもしれない。

しかも、朝は冷え込んでいた感じだったのに、

気温も上昇して来たようで、ダウンコートが暑く感じた

目の前にある『自由の女神』がアマテラスのように感じてしまう自分って

根っからの日本人なんだな・・と笑いがこみ上げてくる・笑

天気の心配も無くなったし、これで思いっきり市内観光を楽しめそうだ。

しかし、今から思い出しても『自由の女神』は本当に美しかった。

次回もまた会いに行ってしまうかもしれない・・。

next tomorrow・・