~大公の聖母/ラファエロ画~
古代~ルネッサンス~現代において聖母マリアがまとっている布の色は
深い群青の『青』だ。
何故『青』なのか・・?
理由をお解りの方も大勢いらっしゃると思うけれど、
中近東中心に発掘される『ラピスラズリ』などの鉱物は
純金以上に高価な価値があり、其処から排出され絵画の原料となる
『ウルトラマリンブルー』を
崇高な聖母マリアに捧げたのであった。
別名『マドンナ・ブルー』は崇高なイメージだけでなく、
良妻賢母的な落ち着いた感じにも受け取る事が出来る・・。
悪までもemyのイメージだが・・。
身近に『青色』が大好きで
これまた『青色』がとても似合う友人がいる。
だいぶ前になるが、彼女をタロット・カードで前世を導き出した時に
『マグダラのマリア』が出て来た。
青色がとても似合う彼女の前世が『マグダラのマリア』として
出て来た時は、カトリックの大学にも通っていたりと
納得する事が多っかたし、
その後、彼女が退行催眠を受けた時の話を聞くと
『マグダラのマリア』しか見えていなかっただろう風景を
見ているようだった。
『マグダラのマリア』の聖布は基本『赤』が多いが、
随所に青色も盛り込まれている。
彼女の前世の一つに『マグダラのマリア』があったとしても
聖母カラーの『ウルトラマリンブルー』がとても良く似合うのは
事実である。
~マグダラのマリア/カルロ・クリヴェッリ画~
前世の記憶と『青色』の関係を結びつける因果関係は
無いのかもしれないけれど、壮大なインスピレーションを感じる事は
妄想だったとしても面白いし、
これがタロットカードで前世を見る時の醍醐味にも通じているのだ。
emy自身が、イタリア・スペインに縁を感じているのは
子供の頃から異常にルネッサンスの絵画とスペインの絵画が好きだったと言う事と、
これまた子供の頃から誰かの手ほどきを受ける事なく、
タロットカードを自由自在に操れていた事だ。
本当に今から考えると『変な子供』だっと思う
小学校から放課後になるといきなりタロットカードで
級友たちを占っていたのだから・・笑。
タロットカードの発祥は古代エジプト説やユダヤ説など不明な点が多い。
でも個人的にビビっと来たのはオペラ『カルメン』の中のワンシーン・・
墓場でジプシーたちと一緒に主人公カルメンが自分の未来を
カードで開いている場面だった。
初めてそのシーンを目にした時、背筋に冷たいものが走った。
そして瞬時に納得した。
『私のタロットの起源はジプシーカードだな・・』
普通、ジプシーカードは現代のトランプ占いと似ている。
しかし、トランプとタロットは枚数が異なるけれど
数字の意味は同じだったりする。
そしてちなみに小学校の頃からトランプ占いもやっていた・笑
今ではタロットに統一してしまったけれど・・。
だいぶ前に前世が見られる面白いおじさんが居て
興味本位で見てもらった事があった。
『あなたはスペインの女盗賊で乗馬のテクニックも素晴らしかった
そして大勢の男性を家来として使用している・・』
はぁ~~~??女盗賊!!??
と言う部分はビックリしたけれど『スペイン』と言う所は
納得していた。
実際にスペインのブランド・・服や靴は大好きだったりするし、
スペインを放浪した時は本当に故郷に戻ったような感覚に陥って
不思議な感覚が続いていた。
『地図が読めない女』なのに地図も見ないで目的地へ行けたりとか・笑。
今回、南イタリア旅行の中で『ローマ1日自由行動』と
言う日があった。
ローマは歴史的建造物で見所も多いけれど、自由行動ならば
絶対に行きたい場所があった。
それは・・『バチカン美術館』
そう・・ラファエロの壁画が見たいのだ。
ルネッサンスの中でもラファエロとダビンチは特に好きな芸術家・・。
ダビンチの絵画は暗号的なメッセージが多いけれど、
ラファエロは純粋に『マドンナ・ブルー』を楽しめる・・。
~聖アンナと聖母子/レオナルド・ダ・ヴィンチ画~
フィレンツェだとダビンチ三昧だが、バチカンは多くのラファエロ画に触れられる事が出来る。
バチカンは過去2回、行った事があるけれど、
再び訪れる事が出来る喜びの気持ちでいっぱいだった。
next tomorrow・・