The Power of City＊Vol.13 セーラム・ギャラリー☆

～チェルシー地区でドラマの撮影？～

『繋がらない事』は何をどーしたって

『繋がらない』ものなんだと悟った事があった

ホテルに到着して部屋チェックを無事終了した後、

いきなりメールを送られなくなったハモンド美術館の館長さんに

本人から教えてもらった電話番号で電話をかけた

しかし何度かけても繋がらない・・。

メールをコピーして持っていたので番号を間違えるはずがなかった。

慌ててハモンド美術館に電話をして、スタッフに

『電話をかけても繋がりません。
館長さんにお手数をおかけしますが、ホテルに電話を頂けるよう
伝言をお願いできませんか？
ホテルの電話番号は・・』

と伝言を預けた。

その後、日本に戻るまで毎朝、ホテルのフロントに

電話があったかどうか聞いていたけれど、答えは何時も『NO』

ここまで繋がらないのであれば無理して繋げる事も無い・・。

またNYへ来る時に写真展の案内を美術館へ送ろうと思った。

そして繋がらない意味もあまり追求せず、さらっと流した。

Blue Note から夜中に戻って寝ようとしてもやはり寝られない。

時差ボケにも程がある感じだが、

こんな時は無理して寝ようと思わず、本を読む事にした。

ここまで来たら頭も身体も疲れを通り越してドーパミンが出続けいる感じ・笑。

結果、２時間くらいしか寝ていなかったけれど、朝食を食べに

またMac book をカバンに入れてカフェへ向かった。

時刻は朝6時を少しまわった所・・。

NYは24時間営業している飲食店も多い。

まだ日は昇り切っていないが、街を歩いている人も多く見かけた。

朝食を取った後はまたホテルに戻り、支度をしてチェルシー地区へ向かった。

ホテルから歩いて大体20分位・・。

��キロ近く離れているけれど、街を眺めながら歩くと

全く飽きる事が無い。

200以上のギャラリーが軒を連ねるチェルシーは

様々な現代アートが窓越しに見えている。

何だかレンタル料が高そうな高級画廊から小さな画廊まで、

想像通り、ARTが街に溢れていた

日本で竹本さんに会った時、話てくれた事・・

『結婚している女性陣には申し訳ないけれど、

家事から育児までぜ～～んぶ彼がやってくれるの！

彼の喜びは私が何時も元気に機嫌良くすごしてくれる事らしいわ・・。

私もパートナー選びを慎重にしたから結婚も遅かったのよ。

でも、彼は日本文化も好きだし英語で俳句も書くし、

ホント、何でもこなしてしまう器用な人なの。

最高のパートナーと一緒になれたと思うわ～・・』

（す・・凄い！

そこまで完璧にこなせる男性が世の中に居るのか？？）

正直、心の底から羨ましいと思った・笑。

この話を聞いていたのでギャラリーへ下見に行く本来の目的よりも

パートナーのニコラスさんにお会い出来る事に興奮していたのかもしれない。

今回、写真展の展示をする事になった『セーラムギャラリー』は

真っ白なビルの２階にあった。

ドアを開けるとこれまた真っ白な壁に作品が程よく並べられていた。

（うぁ～・・ここで展示が出来るんだ・・）

と心の中から熱いものが沸き上がった時に、

後から『Hi !!』と声をかけられた。

ニコラスさんだった。

『ようこそ！ニューヨークへ！

三鈴から聞いているよ！

今日はゆっくりとギャラリーを見て色々とイマジネーション高めて行ってね！』

『ありがとうございます！』

『ところで、ニューヨークは初めてかい？』

確かに・・三鈴さんから聞いていた通り、とても優しくて素敵な紳士だった。

『僕は奥で事務の仕事をしているから解らない事があったら

直ぐに呼んでね！』

・・と言いつつ、ニコラスさんはニューヨークの街の歩き方や

バスの乗り方に至まで、展覧会とは全く関係ない事で話が盛り上がってしまった。

彼は三鈴さんからお話を聞いていた通り、

知性に溢れ・・でもソフトな喋り方は優しさに溢れていた。

素敵なパートナーの支えがあって

三鈴さんはあんなにキラキラと輝いているか・・？

男も女も相手次第！（めっちゃ納得・笑）

いや・・待て！『反面教師』の考え方もある！！

それか２人とも輝いているから『類とも原理』？？

地図を広げながら一つ一つ丁寧に教えてくれる彼の姿を見ながら

そんな思いが心に浮かんだ。

そして合間に持って来たポートフォリオ（作品）をニコラスさんに見せた。

『君の作品はとても美しいよね・・素晴らしいよ！

今から６月が楽しみだね』

と優しい言葉だけれど、表現の中に『お世辞』は見当たらない。

逆に期待されている事が少しプレッシャーになっていた

『今日は本当にありがとうございました！

大体、どんな感じで展示するのかイメージが出来ましたね。』

『今から何処に行くの？』

『夕方5時に幼馴染みの勤め先のニューヨーク大学へ

行きますけれど、それまでちょっと時間があるのでグッゲンハイム美術館へ行きます』

『それはいいアイデアだ！気をつけて行ってらっしゃいね。

また解らない事があったら何時でも電話して！』

『ありがとうございます！

でも・・私、あんまり英語に自信がなくてニュアンスをちゃんと

お伝え出来るのか不安なので何かありましたら三鈴さんにお話します』

『大丈夫だよ～！君の英語はちゃんと通じている！

自信を持って！心配する必要は無いよ！』

ん～～・・何処までも優しい。ネガティブの事は一切、口に出ない。

『Take Away』で思い出したけれど、ここではほんと色んな人種がいるので

何処の場所でもどんな時でも訛りの英語を理解してくれていた様な気がする。

そーゆー意味では会話に困る事は無かった。

今回、ニューヨーク滞在の一番の目的は、ギャラリーの下見だけ・・。

一仕事終えた様な感じになり

頭の中は美術館巡りと幼馴染みの再会の事でぱっと切り替った。

to be next ・・

明日は8：00に来月、東京で開催する対面鑑定の予約受付の記事となりますので
宜しくお願いします