〜大ケヤキが印象的な『先宮神社』〜 |
下社の『春宮』『秋宮』を参拝した後、
諏訪参拝へ来た時のお約束、お昼に鰻を頂いた。
その後、上社へ向かう前に
今回初めて訪れるお宮へ向かった。
まず最初に向かったのが『先宮神社』
街道沿いに佇むひっそりとした古社だが、
不思議な事に、鳥居の前の水路に橋がかかっていない。
普通、神社と水路の間には橋があるものだが、
結界が張られていて誰も寄せ付けないようにしているのか??
簡単にまたげる幅の水路だけれど、
とても珍しい神社だ。
御主神『高光姫命(タカテルヒメノミコト)』は
ある諸説によると『建御名方神(タケミナカタ)』の姉神に
あたるそうだが、実際の所不明だ。
しかし、本殿の前に来ると女神が祀られているような
柔らかい空気が漂っている。
その柔らかさと真逆なのが、
お社に覆いかぶさるようにある
いびつな形をした大ケヤキだ。
大小のコブがあちらこちらに出ている大ケヤキは
より諏訪の古代信仰の象徴のような風格を持っていた。
しかし、その次に訪れた『手長神社』で
完璧に原始時代へタイムトリップしてしまう。
〜手長神社〜 |
『古事記』の中で『手長・足長』の神と言えば、
ヤマタノオロチ伝説で登場する稲田姫の両親になる。
しかし、どう見ても此処『手長神社』は
諏訪信仰の原始的な部分、旧石器時代・古墳時代から
既にこの聖地は存在し、
小高い山の中腹から諏訪湖を守っていたに違いない。
実際に本殿の横に手足の長い巨人像(ダイダラボッチ)の絵が
書かれていた。
凄い・・まさしくもののけの世界!
諏訪の祖霊神は此処に鎮座されている!
など色んな事が頭の中をかけめぐり
何だか心の中がワクワクしていた。
そして本殿にはこれまた素晴らしい龍の彫刻が
施されていた。
(やっと此処に来たか・・遅かったな)
と龍神に言われたような気になった・笑。
風と水・・まさに諏訪はこの2柱に守られている。
この時点でかなり風の勢いも増していた。
ひっそりとした境内・・。
完璧に時空枠が変わっている・・。
凄い・・これこそ、諏訪にハマってしまう最大の理由だ。
左右に大きく延びている廻廊には御柱で使われる
縄がびっしりと天上をはっていた。
そしてその廻廊の先にはこれまた珍しい
しゃちほこが狛犬のように小さなお社守っていた。
念願の御柱祭の前日に新しい発見をしたような興奮が
押さえきれなかった。
後は上社の『本宮』参拝で終わりにしようと思った。
不思議と『前宮』へは足が向かなかった。
さすが『本宮』は大勢の参拝客で賑わっていた。
先ほどの原始コースとは雲泥の差。
やはりマニアックなお社へは誰も行かないのだ・笑。
〜『本宮』神楽殿にも縄が〜 |
かなり静かな雰囲気だと思っていたけれど、
本宮の賑わいを見て、やっと祭りの臨場感が湧いて来た。
いよいよ、明日から7年に一度の神事が始る!
〜to be next 〜
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