5/27/2015

YN(ヤマトナデシコ)←→NY(ニューヨーク)*Vol.9 ディナーラッシュ・・☆

〜一風堂の店内〜
外に人が並んでいなかったので直ぐに食べられるのかと思いきや

店内へ入ると手前がバーカウンターになっていて、

大勢の客がひしめき合っていた。

そして奥へ進むとカウンターがあり、良く観ると店内は非常に広く

テーブル席も並んでいた。

レジの横にウェイティングリストを持った

マネジャーさんが立っていたので

日本人かと思い、日本語で話かけると、

アジア系の人らしく日本語は通じない。

名前を伝えてウェイティングバーでビールを飲みながら待った。

それにしても凄い人気・・。

基本、働いている人もほぼ全員外国人で

日本人のスタッフは見る限り1人だけだった。

でも『いらっしゃいませ!』『ありがとうございました!』

などのかけ声は日本語。

20分くらい待っただろうか?

1人だったのでカウンター席へ呼ばれた。

メニューを観てビックリ!

いわゆる日本のラーメン屋さんとは全然内容が違った。

前菜〜デザートまで・・

まさに『ラーメン・ディナー』と言う感じ・笑。

周りを見てもデザートを食べているカップルも居れば、

1人がラーメン、1人が前菜・・と言う感じだった。

もっと異様な風景に映ったのは、

全員、器用にお箸でラーメンを食べているけれど、

麺をすする音が一切していない・・。

そのまま麺をガバっと口の中に入れている姿を見ていて

熱くないのか?と変な心配をしてしまう・笑。

逆に器用な食べ方だな・・っと感心してしまった。 

値段もかなり高く、気軽に入れるお店では無い。

ラーメンのポーションを観てもそんなに量が多くなさそうだったので

前菜とラーメンを注文した。

麒麟の生ビール・・やっぱり美味しかった。

〜前菜は炙りトロのサラダ〜
 しばらくすると前菜がやって来た。

炙りトロに野菜、繊細な味付けで想像以上に美味しかった。

とてもラーメン屋さんで食べていると言う気になれない。

やはり立派なディナーである。

〜辛み味噌が入った豚骨ラーメン〜
 ラーメンはさすが、博多発祥だけあって

麺は細くスープは豚骨・・。

ラーメンを食べる前に思わず店員さんに

『日本流で食べても良いですか?』

と聞いてしまった。

よーするに、ラーメンをすすって食べて良いのか

エクスキューズを入れたかったのだ。  

『とーぜん!気にしないで食べてください!』

定員さんの言葉に甘えて思いっきりすすりながら食べた・笑。

すする音が響く以上に周りの喋り声がかなり大きかったので

全く気になる感じでは無かった。   

これがまた日本で食べいる以上に美味しく感じてしまう。

やはり日本食は世界に誇れる味であるのは確か。

素材を生かし、繊細な味付けで見た目も素晴らしい・・。

外国に行って何となく食べる日本食とは全く違っていた。

活気のある店内を観ていると10年以上前の映画、

『ディナーラッシュ』を思い出す。

マンハッタンの4つ星イタリアンレストランで繰り広げられる

様々な人間模様に殺人事件も絡む物語だが、

その題名通り、スピード感溢れるストーリー展開。

たった一夜の物語だけど非常に面白い映画だ。

撮影も最短で21日間だったらしい・笑。

登場人物1人1人がかなり個性的で

その映画を観た当時、マンハッタンへ来た事が無かったで

あまり臨場感を味わう事が出来なかったけれど、

今、この映画を観るともっと手に取るように解るかもしれない。

きっと一風堂の厨房もディナーラッシュに違いない・笑。

お会計をしてもらうとチップを入れて$53(約6413円)!!

高い・・。

円安でもあるので余計に高く感じた。

こんな時、改めて日本は美味しいものが安く食べられる良い国だと

思ってしまう。

マンハッタン滞在中、何度この事が頭をよぎった事か・・笑。

to be next ・・

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