5/12/2015

YN(ヤマトナデシコ)←→NY(ニューヨーク)*Vol.5 夜霧のマンハッタン・・☆

〜夜とは思えない明るさのタイムズスクエア〜
目の前にあるモニターを映画から地図に切り替えると

飛行機のマークはアメリカ本土の上空を示していた。

やっともうすぐ到着する・・。

やはり12時間は長い。

しばらくしてまた地図に目をやると

何故か飛行機はくるくると同じ所を旋回しているラインを

示していた。

時計を見ると確かに到着時刻よりも1時間過ぎている。

空港が混んでいるのだろうか?

普通、こんな時、機内アナウンスで説明があるのだが

説明も何もなく、ただ空港の近くを旋回していた。

そのマップのラインが何だか渦のような型に見え、

最近、飛行機事故が続いていたので

よからぬ想像が頭をよぎる・・。

(何だか怖い・・)

心臓がドキドキしてきた。

(兎に角、無事到着してくれれば・・)

手に汗握る思いだった。

きっと立て続けに飛行機事故のニュースを

目にしていなければ、ここまで恐怖を感じていなかっただろう。

結果的に2時間近く遅れてやっとJFK空港に到着した。

飛行機を降りるとどんよりとした空で

かなり雨が降ったような後だった。

当初の予定では14時30分に到着して

夕方までにはホテルに到着し、

元気であれば散歩に出かけようと考えていた。

それが2時間遅れの到着に続き、入国審査を通過するのに

更に2時間30分!

トータル5時間近くも時間をロスしてしまった。

前回、7月に訪れた時よりも今回は

観光客の人数が倍以上多い感じだった。

4月って海外でも旅行シーズン?

それともたまたま今日が混雑していただけ?

それか一番混雑する時間帯??

あまりに時間がかかったので

スーツケースはベルトコンベアーから既におろされ、

端の方に並べられていた。

無事、スーツケースを見つけ、出口横にある

インフォメーションに駆け寄る。

今回は旅行代理店を通していないので

自力でホテルに行かなければならなかった。

長時間のフライトに長時間の待ち時間・・

さすがに疲れていたので、

スーパーシャトル(乗り合いタクシー)を利用する事にした。

約25ドルでホテルの前まで行ってくれる便利さ。

しかし、乗り合いなので時間は少々かかってしまう。

でも既にここまで時間をロスしてしまったので

お散歩モードから兎に角ホテルに到着したい

気持ちだけに変わっていた。

今回はたった5日間しか滞在出来ないので

初日から色々動きたかったのだが・・。

運転手が呼びに来るまで空港内で待機。

20分くらい待ってやっと運転手がやって来た。

大きなワゴン車には誰も乗っていない。

『あれ?もしかして私、1人?』

すると運転手は

『そんな訳ないだろ〜笑。
これからターミナル3つ回って11名が乗るよ』

と答えた。

『あんた、中国人?韓国人?』

まただ・・

最近ずっとこの質問が最初に飛んで来る。

『いえいえ!日本人ですよ!』

『そっか!日本人か?
オレ、東京に行った事があるよ!』

そして運転手は次の客人を乗せるまで

東京観光の話をずっと喋っていた。

疲れている上に集中力の低下で

何を話ているのか半分しか解らなかった。

次のターミナルでは初老の婦人が乗り込んで来た。

その婦人は友人とマンハッタンで食事の約束をしているらしく、

しきりに運転手に何時頃、到着出来るか聞いていた。

運転手は

『今から4カ所を回らなければならないから
20時は過ぎると思う』

と答えるとその初老の婦人は怒り出し、

『どんな順路で行くの?!私は何番目に降ろしてくれるわけ?!
約束があるから確実に到着出来る時間を教えてよ!』

すると運転手はマンハッタン市内を回る順序を言い始めた。

初老の婦人は鋭い目でemyの顔を覗き込み

『あなた、ラッキーね。どうやらあなたから降りられるみたいよ!』

と言った。

正直、此処まで来たら最初に降りようが、最後に回されようが

どーでも良かった。

初老の婦人は移動中、携帯で友人と事細かく

時間の経過のやりとりをしていた。

相変わらずマンハッタンに繋がる道路は大渋滞。

疲れがピークに達していたのか

途中で眠り混んでしまった。

そしてしばらくして目が覚めると

ヒルトンホテルまで来ていた。

(あ〜懐かしい・・この近くにMOMA(ニューヨーク近代美術館)
があったな〜・・)

2年ぶりとは思えない感覚が戻って来る。

碁盤の目で方向音痴でも歩きやすい中心街は

ホテルや有名な施設のポイントポイントで覚えていた。

結局、回る順序が変わったのか隣に座っていた

初老の婦人は既に降りていた。

〜夜霧のマンハッタン〜
  
 モクモクと地下から吹き上げるスチームパイプの煙、

深い霧に包まれた高層ビル・・

そしてギラギラのネオンが眩し過ぎるタイムズスクエア・・

それらの光景が目に飛び込んで来ると

今までの疲れは何処へやら・・

一遍に復活してしまった。

今回、滞在するホテルはタイムズスクエアーからも近く、

とても便利な場所にあった。

よくよく見てみると、今回のメインART EXPOの会場まで

歩いていける距離だった。

我ながらナイスなチョイスだったと嬉しくなる。

何も考えずにぱっと決めた事は対外上手く行く。

やっとホテルに到着してスーツケースを降ろしてもらうと

ホテルの真向かいに『一風堂』の看板があった。



来て早々、ラーメンの看板を見るとは夢にも思っていなかった。

滞在したホテルは改装したのかあまり古い感じでは無かった。

スタッフたちも陽気で親切。

チェックインをしている時も思わず会話が弾んでしまう。

『向かい側に一風堂があるのね!
ビックリしたわ!
日本のラーメン屋さんが増えているの?』

『あのラーメン屋さん、日本で有名なの?
めちゃくちゃ美味しいわよ!食べた事ある?』

『とーぜん!
一風堂は日本のあちらこちらにあるしね。
NYでも人気があるの?』

『凄い人気よ!
隣も日本食レストラン!
これだったらNYに来た感じがしないでしょ・笑』

確かにそうだ・・。

たった2年でこれほどまで和食がマンハッタンに

浸透しているとは思わなかった。

『あなたの部屋、最初は小さいベットの狭い部屋
だったけど、ちょっとサービスしてダブルサイズのベットの
部屋にしといたわよ!』

(ラッキー♡)

何故、部屋を変えてくれたのか理由は解らなかったけれど、

広いベッド・・嬉しいサプライズだった。

『ところで、来年日本にSHAKE SHACK(シェイク・シャック)
と言うハンバーガーショップがオープンするんだけど、
このホテルの近くにある?
マクドナルドを押しのけて大人気らしいね。』

『あ〜〜!SHAKE SHACKね!
近くにあるわよ!
8th アベニューを2ブロック下がった所!』

このやりとりを聞いていた別のスタッフが

首を突っ込んで来た。

『俺はこの通りをハドソン川の方へ行って3ブロッグ
あがった所のハンバーガーの方が好きだな〜。
凄くジューシーで、最高だよ!
NYには沢山美味しいハンバーガーショップが
あるからSHAKE SHACKだけじゃなくて
色々食べてみたら?』

いえいえ・・

三度の食事がハンバーガー・・

想像しただけでも頭がくらくらした。
to be next ・・



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