『怒り』と『恨み』のメカニズム（5）☆

～とても可憐な品格を漂わしている白い蓮（法金剛院にて）～

先週より『怒り』と『恨み』の違いや、

『心に貯めない怒り方』をemy's methodで

お届けして来ましたけれど如何でしたでしょうか？

本当は、怒りや恨みたくなる様な出来事には遭遇せず、

楽しく元気に過ごしたい所ですが、そーは行かない所も人間の感情の儚さで・・

時に自分の思い通りに行かない逆境を乗り越えて前に進んで行かなければ

ならない事も多々あります

でも、プラスに考えたら

『怒りっぽい人』の多くは

見た目が若々しかったり、大声で笑う人が多かったりと

『怒り』だけでなく

『喜怒哀楽』の感情表現が豊かだったりするんですよね・笑

なので『短気は損気』と言う言葉もありますが、

それだけ生命エネルギーが強いと考えて、なるべく短所と捕らえないように

考えるのも『恨みのしこり』に変化しない

ポイントなのかもしれません

先日ご紹介した『雨月物語』は

人や物に対しての『情念』が怪異へと変化する内容がほとんどです

古来から『情念』に対して

深く取り入れたり考えたり感じたりする日本人だからこそ

『念や気』に関して敏感なのでしょうね

元々、アニミズム（自然崇拝）の日本人は

『喜怒哀楽』の感情も神道では

～心と天が繋がる『直霊（なおひ）』～

と言う教えがあり、４つの御霊（みたま）から成る

『一霊四魂（いちれいしこん）』

と呼ばれる思想があります

この『一霊四魂』は４つの魂の強弱により

一つの人格・性格が生まれると言う非常に日本人的な思想です

��つの御霊には神が宿り、それぞれの名称は

勇気と行動力・忍耐の『荒魂（あらみたま）』

平和と調和の『和魂（にぎみたま）』

思いやり慈悲を表す『幸魂（さきみたま）』

知性と真理を表す『奇魂（くしみたま）』

となります

そしてこの４つの御霊は一つに統括され時にかえりみる機能を持つのが『一霊』です

解りやすく説明をすると、

『一霊』はその人格の『核』たる部分と言う感じでしょうか・・

私たちは自分の取っている行動・感情に対して

『これは優しくしなければならない』
『今は我慢のしどき』
『この考えは邪悪』

など自分自身の心の中で感情をフィードバックさせていますよね

それは心の中で自分自身で魂を正したり反省したりする事で

��つの魂は磨かれ、人間的成長すると言う事です

そう・・もっと簡単に言えば

『深層心理の世界』で述べた

～全ては自分から始まる～

に繋がります

思想の世界は文章で説明するのはなかなか難しい事ですが、

日常の出来事に置き換えて、今後も例を挙げながら解りやすく

書いて行きますね

感情の世界も全て神の御霊に繋がっている日本人だからこそ、

先祖に手を合わせる気持ちや亡くなった方々への鎮魂の思いが

節目節目の祭りや神事と言う形で受け継がれていたり

日常の中に自然と取り入れたりしているのだと思います

emyも来週は旧家のお墓参りと里帰りそして石田家のお盆＆京都の五山送り火と

夏のお盆を過ごしたいと思います

夏ですからね・・もっと怖い話を書こうかと思いきや

emy自身が怖がりですので・・笑

ちょっとその辺りは控える事にしました

鑑定と言うお仕事をしていると・・

ほんまにめっちゃ怖い話を聞く事もあるんですよ～～～

摩訶不思議な・・時に科学的には解明しがたい

世の中には複雑怪奇な出来事も多々起こりますね・笑

それでは皆様も素敵なお盆休みとなりますように・・