8/05/2014

『蘇り』の女神と龍神・・(後半)☆

〜素晴らしい透かし彫りが施された電灯〜
金曜日の高野山は、台風の影響なのか、

ひんやりしていると言うよりもちょっと蒸し暑い感じでした。

今回は法事を兼ねて宿坊に2日間、お世話になります。

宿坊と言えば、お寺さんの所に宿泊する事を示すのですが、

宿坊経験は過去一度だけありました。


それも珍しい『神社の宿坊』です・笑。


場所は宮城県・金華山。

神社の宿坊ですので早朝のお勤めは、祝詞をあげる神事でした。

しかし、お料理はお寺さんと同じで精進料理だったと記憶しています。

〜なが〜い宿坊の廊下!〜

〜大広間のふすま絵も見事!〜
宿坊に滞在中、食事など色々なお世話は全て修行僧の方々がしてくれます。

兎に角、凄いのが、窓ガラス1つにしてもピカピカに磨かれている事!

『掃除』も修行の一環だと思いますけれど、このピカピカ具合を見ていると

改めて『清める事』の大事さを感じてしまいました。

〜こちらがお部屋!ふすま絵とお軸に歴史を感じます〜
高野山はホント、広くて沢山の寺院が並んでいます。

まだ全部を周りきれていないのですが、今回は『奥の院』へ参拝した後、

徳川家康・秀忠が奉られている重要文化財のお社『徳川家霊台』へ行きました。

『徳川家』と言えば日光東照宮を初め、見事な彫刻が施されている

本殿が印象的で、此処『徳川家霊台』もその印象が伺えました。

〜こちらが徳川家康が奉られている霊屋〜

〜日光のように極彩色ではありませんが、天女の彫刻など素敵でした♡〜

参拝をした後は宿坊へ戻ってまったり・・

何時も仕事や家事に追われているので、たまには良いですよね・・

このまったり感!!笑。

〜精進料理〜
精進料理を頂く時のお酒は『般若湯(はんにゃとう)』と呼びます。

名前の由来は『般若』と聞くと何だか恐ろしいイメージを

思い浮かびますが、本来の般若は、

真実を見抜くさとりへの智恵〜

と言う意味があり、禅の世界でお酒を飲む時は、

単なる趣向としてではなく、其処にも意味を持たせ

〜智恵をわきいずるお湯〜

として頂きます!

(お酒好きには最高の意味合いだと思いますね・笑)

そして普段では考えられない程の早い時間に睡魔が遅い、

朝の4時には遠くから聞こえるお勤めの木魚の音で目が覚めます。

(私たちが参加する朝のお勤めは6時30分から)

朝食を食べた後、再び朝の奥の院へ・・

〜朝の奥の院〜

神社でもお寺でもやっぱり朝の参拝は空気が澄み切っていて

気持ちいい〜〜

雨上がりで涼しい風も吹き、最高でした

そして高野山から更に車を1時間程走らせると龍神村があります。

元々、『龍神村』の名前は源氏の落人たちが名乗った『龍神姓』から

来ているようですが、山深い秘境の地の温泉は最強です!

なので、今までも『龍神温泉』を目当てに訪れていました。

〜宿泊も出来る龍神温泉『季楽里』〜

相変わらずトロトロの『美肌の湯』で、

最高の泉質は疲れもいっぺんに取ってくれます

改めて龍神温泉のパワーを実感!

〜ちなみにぼくちゃんも龍神村で生まれたんだよ♡〜
『熊野古道の中辺路(なかへち)』に続く高野山&龍神・・。

その昔、和歌山県は『黄泉の国』とされていて、

平安時代、皇族たちは『黄泉の国ツアー』として熊野古道を歩きました。

その息吹は現代も続いていて、

愛宕山のイザナミに続き、高野山〜龍神村へ行く事は、

〜自分自身の魂の蘇生〜

に繋がっているように思います。

実際に現代で生きている中で『生まれ変わる』と言う事は、

感覚的な部分で感じるしかありませんけれど、

その感覚を感じるだけでも本来の『自分らしさ』『自分の姿』

戻られるような気がしますよね。

結局『本来の自分』に戻る事が、

未来に対してのポジティブな導きに繋がって行くのかもしれません・・。

そんな事を実感した4日間でした

























































































































































































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