7/06/2016

アマテラスが愛した島*Vol.7 火の女神・アマテラス・・☆

〜島後・西郷港から島前・西ノ島へ向かう〜

翌日の朝、驚く程の快晴だった。

梅雨の時期で降水確率も高い中、

天気だけが心配だったが

太陽神は出雲bijinの見方に付いてくれていた。

しかし、予想に反した快晴だったので

日焼け対策はあまり考えていなかった。

朝からジリジリと焼けるような暑さの中、

フェリーへ乗り込み、次は島前・西ノ島へ向かった。

島後から約1時間、西ノ島へ到着。

船から降りると

『Welcome to OKI!』

と元気な声の外国人女性が出迎えてくれた。 

西ノ島を案内してくれる島ガールは

何とニュージーランド人の女性。

島根県の男性と結婚をして西ノ島へ住んでいた。

観光局で働く彼女は国内だけでなく外国人観光客に向けて

隠岐の魅力を発信し続けている。

明朗快活な彼女のキャラクターは

島中誰もが知っていてみんなから愛されていた。

まずフェリー乗り場の中に併設されている

観光案内所の中で、西ノ島の何処を回るのか

打ち合わせをした。

彼女は午前中しか同行出来ないとの事で

午後からは彼女の車を借りて

emyの運転で島を回る事になった。

色々とスケジュールを立てていく内に

メガ旅のスタート地点は西ノ島になりそうだった。

夜は海辺近くのコテージでバーベキューをして

夜は満面の星空を楽しむ海辺のお散歩・・。

ん〜〜・・

都会ではなかなか満面の星を見る事が出来ないので

何とも贅沢な旅!

滞在予定のコテージを見ながら心の中がワクワクした。

車を運転しながらニコラさんは外国人らしく

ジョークを飛ばしてくれる。

『ニホンジン オカシイヨ〜。
ココハ、オキノシマジャナクテオキダカラ!』

『コノマエモ、ウシロニノッテイタヒトガデンワデ
イキッテマチガッテ、イッテタヨ〜。
イキジャナクテオキダカラ!』  

確かに・・笑。

きっと日本人の多くは離島なので『隠岐の島』

呼んでしまうだろう。

『沖ノ島』は九州・福岡県の島だし、

『壱岐』は更に北上した玄界灘に位置する離島。

『隠岐島』と表記されている事もあるが、

この三つを区別するためには

島前・島後を全てひっくるめた『隠岐』

言った方が説明しやすいのかもしれない。

そんな事を言いながら、小村嬢が今回、一番気になる場所!

っと言っていた『焼火(たくひ)神社』へ向かった。

山の中腹に鎮座される聖域は、

途中まで車で行く事が出来るが、

神社までは うっそうと茂った山道を

歩いて登らなければならなかった。

〜焼火神社・山道入り口〜
   
 『ヤマノボリ、ダイジョウブ?』

とニコラさんは心配をして声をかけてくれたが

出雲国参拝ツアーの時からトレッキングは

お約束・笑。

それより

『ヘビガデルカラキヲツケテネ』

の言葉の方が気になった。

雑草に包まれたけもの道のような山道・・。

これでも数日前に雑草刈りをしたらしい。

このワイルドな山道の先にどんな風景が待っているのか?

全く予想が付かない。

そして道中、ニコラさんは焼火神社の説明を

色々としてくれた。

ちょっと険しい山道だが

眼下に真っ青な海の風景が広がる・・。

木陰の中に突き抜ける潮風が気持ちよかった。

15分くらい登っただろうか?

城壁のような石段が見えて来た。

『お城があったんですか??』

と思わず聞くと

『チガイマス。ココハシュクボウノアトデス。
ムカシ、サンパイシャハココデネトマリシテイタンデスヨ。』

此処、焼火神社は隠岐の中で海上安全の守護神として

最高峰でもあり、かなり重要な位置を示しているようだった。

その信仰の強さは日本海全域から東北地方までさかのぼる程。

よーするに、日本の海を守るのは古代隠岐に発せられた

『三つの神火』なのだ。

だから隠岐汽船に掲げられている三つの丸は

焼火神社の御神紋でもあり、三つの丸は

御神体の神火を表しているのだと思う。

そして神社へ向かっている途中、

時より船の汽笛が聞こえて来た。

『フネハ、タクヒジンジャノマエヲトオルトキ、
ケイイヲショウシテ、キテキヲナラシマス。
ココノグウジサンガ、フネノカイシャ
ツクッタカラネ。』

ただ、山道を歩いているだけでは

まだこの聖地の凄さを実感出来ない。

そしてかなり神社へ近づいて来た頃、

段々ともののけ感が増して行った。

〜狛犬も灯籠も自然と一体化している〜
『ハイ!オツカレサマデシタ!
アソコガジンジャノイリグチデス。
ワタシハココカラナニモシャベリマセン!
サー!サイショニイッテクダサイ!』

先ほどまでずっと喋っていたニコラさんが急に静かになった。

〜焼火神社の入り口〜
   目の前には狛犬があるけれど、

うっそうと茂った木々で先が全く見えない。

一礼をしてそのまま進んで行くと

杉の大木の先に神社の本殿が見えて来た。

         
  
凄い・・

また言葉を失う。

ニコラさんはこの感動を感じて欲しかったのか?


 拝殿から左側へ直角に折れた本殿が

岩壁の中に入っていた。

形状にも圧巻だが、何よりも・・何よりも・・

何なんだ!!この波動!

男神が鎮座されていそうな造りなのに

女神・・そう・・女神が鎮座されている。

絶大なる力、愛、波動・・

やはりアマテラスだ!これは絶対にアマテラス!!

と頭の中にストンっと凄いものが入って来た。

此処に来た時点で全く、この神社の歴史を知らなかったけれど、

後で調べてみるとやはり

主祭神は『大日孁貴尊(おおひるめむちのみこと)』

アマテラスの別名だった。

それを知った時、背筋がゾっとした。

焼火に行った時、何故、あそこまで

アマテラスの息吹を感じたのか??

そんな事は追求しても仕方が無い事だけれど、

それくらい、インパクトを与えてくれる聖地である事は

間違いないし、

隠岐に来て、改めて日本にとっての

アマテラスの偉大さ、広大さを

ひしひしと感じてしまう。 

『グウジサンニキョカヲモラッテイルノデ
ナカニハイリマショウ』

と特別に本殿へあがらせてもらった。

そしてその後、イベントで焼火神社の宮司さんと

お茶をしながらくつろげる参道の

古民家でちょっと休憩をした。

興奮状態は以前、続いていた。

昨日から隠岐に何度、ノックアウト状態に

された事か・・笑。

言葉に出来ない感動を汲み取ってくれたのか

ニコラさんは面白い話をしてくれた。

以前、宮崎県・日向市の小学生が

島留学でこの焼火神社に来たらしい。

すると、1人の男の子が、

『こんな凄い神社、何で誰も知らないの?
ぼくの家の近くにこの神社に似ている
鵜戸神宮は何時も沢山の人が来てるけど、
絶対、ここの神社の方が凄いよ〜〜!!!』

と興奮しながら言っていたらしい。

純真な子供の気持ちや感性だからこそ、

凄く納得のいく話だった。    

この日、焼火神社の宮司さんは用事があって

社務所にはいらっしゃらなかった。

9月のツアーの時、何とか宮司さんと此処で

お茶をしながらお話が聞けないだろうか・・

っと思っていると、

後でバッタリ観光案内所で宮司さんに会う事が出来、

スケジュール確認をしてもらうと

お話を聞ける流れになった。

さすが!ベストタイミング!

〜to be next 〜

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