〜エメラルドグリーンの海を望む明屋海岸〜 |
運転手さんはとっておきの美観スポットへ連れて行ってくれた。
車を降りると目の前には
美しいエメラルドグリーンの海岸が広がっていた。
『うぁ〜〜!!奇麗・・』
この日は日焼けする程のキツい日差しに
風も結構吹いていたので、
海の色はとても鮮明に映っていた。
180度広がる眼下の遠くには小さな島が無数に見えていた。
息をのむ程、美しい海に酔いしれた。
『あそこに見えてる岩、
角度によってハート型に見えるんですよ!
そして神様が愛を交わした場所と言われています』
左の方に目をやると
下の部分が少しくりぬかれている巨岩が見えていた。
海岸線は遊歩道になっていて
歩いて行くとそのハート型の岩を目にする事が出来るらしい。
この日は波も高く
遊歩道にかなり波が打ち上げられていて断念。
〜見事に可愛いハート型(インターネットから抜粋)〜 |
つくづくニッポンの神々は美しい場所がお好きだな・・
っと改めて思った。
海外の神々と日本の神々の違いを
こーゆー所で垣間みる事が出来る。
海外の神々は『創世』する神がいて
森羅万象、全てのものはその創世神が作ったとされている。
しかし、日本の場合、
なんとな〜〜く、塵のような神々が突如、現れて
なんとな〜〜く、美しいものを徐々に作って行ったと言う
何とも曖昧な起源を持っているのだ。
なので美しい場所には神様も寄って来る・・みたいな・笑。
その拘りのなさ、自由発想が神道の世界だが
森羅万象全てに神が宿る・・と言う思考は
日本人の民族性にも付随している。
だからこの美しい海岸で神様が愛を交わした・・
と聞くと
『わかるわ〜♡!!』
と変に自分の事のように納得してしまうのだ。
こんな時、勝手に神様に対して親近感を持ってしまう・笑。
『運転手さん!時間まだあります?』
『全然、時間がありますよ!』
その言葉を聞いて思わずほくそ笑んでしまった。
『じゃ〜、行きたい神社があるんですけど、
コースに入っていませんが、行ってもらって
良いですか?』
そう・・最後に出来れば行っておきたい神社があったのだ。
それは『宇宙の神・天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)』が
奉られている『宇受賀命神社(うずかみこと神社)』。
〜宇受賀命神社の参道の両端に広大な稲田が広がる〜 |
今回、初めて隠岐諸島へやって来て、
島後、島前を巡り、様々な驚きと感動を体験させてもらった。
そして最後の総仕上げとして
天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)に
手を合わせておきたかったのだ。
それと同時に 天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)だけを
奉っている神社も非常に珍しかった。
この命名は古事記などに記されているものだが、
実際はもっと土着的な神の名前が付けられている。
隠岐らしく、うっそうに茂った森の中にひっそりと佇むお社。
自然の精霊と一体化する事が
心身共に浄化出来る最高の参拝だ。
後日談で、島根県から京都へ戻る前に
スリランカから帰国した雅子さんの施術を受けに
大阪のサロンへ立ち寄った。
5時間のロングドライブの疲れが出ているかと思いきや
雅子さんはemyを見るなり不思議な事を言ってくれた。
『emyさん!何か・・素晴らしいものに
包まれていますね・笑。
何ですか?これ??
ふわっとしたエネルギーが身体中を囲っていますよ!』
この言葉を聞いた時、隠岐の自然エネルギーの凄さを
実感した。
目には見えないけれど、
やはり・・あの離島は特別な何かを持っているに違いない!
〜to be next 〜
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