〜いざ出発!!〜 |
砂漠で戯れている間、
4WDの車はタイヤの空気を半分抜いていた。
そっか・・砂漠を走るには空気圧を下げないと
道路の時と同じ状態ではタイヤが砂に沈んでしまう。
空気を抜いて潰れたタイヤは面積が広がり、
その分グリップが効いて走りやすくなるのだ。
タイヤの空気圧を抜いている作業を見ている時、
熱狂して見ていた『パリ・ダカールラリー』を思い出した。
略称『パリダカ』はフランス・パリからスタートして
スペイン・バルセロナからアフリカ大陸に入り
セネガル首都・ダカールまでを完走させる
最も過酷なモーターレースだ。
サハラ砂漠を横断する前、
車やバイクはタイヤの空気圧を抜いて走っていた。
その時の抜き方によって勝負の勝敗が決まる
大事なポイントだった。
完走はおろか、半分以上が途中のアクシデントに見舞われ
リタイヤしたり死者が出る事もあった。
両足骨折しながら砂漠を横断したバイクレーサーが
泣きながらピットへ入っていった姿を見た時、
その勇敢な姿に思わずもらい泣きをした事を思い出す。
近年ではテロなどの影響で南米に舞台が移されたけれど、
日本製の車の活躍は今でも忘れられない。
いよいよ私たちを乗せた車は荒々しいエンジン音を
立てながら砂漠の中へ突っ込んで行く。
ジェットコースター並みのスリル!
楽し過ぎて笑いが止まらない・笑。
ぎゃ〜〜!!わぁ〜〜!!
と雄叫びも上がり大騒ぎ!
でも騒いでいるのは私たち日本人だけで
スイス人は結構、冷静だった。
大騒ぎしている私たちの姿を
ドライバーはニヤリと笑いながらバックミラー越しに
覗いている。
騒げば騒ぐ程、運転手は大胆なダイブにチャレンジしてくれた。
同乗していたスイス人は騒いでいる私たちを見て
笑っていた。
逆に何でそんなに冷静にいられるのか不思議だった・笑。
井上君も友人も
『乗る方やなくて運転してみたいわ〜』
と言っていた。
やはり奴らはただ者ではない・笑。
砂漠ダイブが終わった後、
色んなイベントを楽しめる砂漠の中のテントへ移動した。
井上君はもちろん、アラブの民族衣装の試着を
希望していた・笑。
emyと友人は早速、『ヘナタトゥー』のコーナーへ足を運ぶ。
〜あっと言う間に描き上げてくれた!〜 |
痛めてしまった髪質の為に
3年前から『ヘナカラー』で髪を染めている。
色のバリエーションは出ないけれど、
一度始めると徐々に髪質のハリが戻って来て
今ではヘナ以外、考えられない。
あっと言う間に見事な花柄を書いてもらい
乾くのを待ってポロポロと立体的なチューブを
はがして行くと下には鮮やかな文様がしっかりと残っていた。
その後、ファルコン(鷹)を鷹匠師から手に乗せてもらったり
ラクダに乗ったり本当に楽しかった。
〜初・ラクダ乗り!人間、怖過ぎると逆に笑いが出る!〜 |
馬にはまたがった事があったけれど、
ラクダに乗るのは始めてで、
何と言っても立ち上がる時、振り落とされそうで怖い!!
一度、立ち上がってくれると後は優雅に歩いてくれた。
〜日も段々と傾いて来る・・〜 |
それにしても中近東時代の前世があったとしたら
emyは何をしていたのだろう・・
夕日の砂漠に広がる幻想的な風景を見ながら
思いにふけた。
渡り鳥のような人生を歩んでいるので
きっとその時のemyもジプシーのように
砂漠を通して街から街へ点々と放浪していたのかもしれない。
手にはジプシーカードを持って今と同じような事をしていたのか??
以前、サイキック整体師に
『君はスペインの女盗賊だったね〜!
馬乗りの名手だったよ・・』
といきなり言われた時、
『女盗賊』の部分は置いといて(笑)
変に腑に落ちた事があった。
20歳の時にガウディーが好きでバルセロナを
放浪した事もあったし、
お気に入りの靴はスペイン製の物が多く、
スペイン映画やスペイン人の監督作品を良く見ていた。
芸術の世界でもダリが大好きで
今でも何時かフィゲレスのダリ美術館へ
行ってみたいと思っている。
そしてクラッシックが苦手でもオペラは好きで
特に『カルメン』のワンシーンで
自分の未来を墓場の中で占うシーンは
背筋に冷たいものが走っていた。
ジプシーカードを上から叩き付けるカルメンの姿に
何故か目頭が熱くなった。
きっとその流れで別の前世では
中東に居た事もあったのかもしれない。
〜中東料理は豆料理が中心〜 |
バーベキューを楽しみながらまったりと時間を過ごした。
有料だがビールがあったので飲まずにはいられなかった・笑。
砂漠の中のテントで頂く食事・・
やっぱり気持ちが良い。
仕事で来たけれど、それ以上に中東の魅力に益々ハマって行った。
〜to be next 〜
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