〜ゴールフォートは城壁に囲まれた街〜 |
どんなに心の中が落ち込んだりネガティブになっていても
この世のものとは思えない絶景を目にした時、
震えが止まらない程の感動が全身を包み込むものだ。
何なんだろう・・この驚異の自然パワー!
2年前、アフンガッラで雅子さんたちと経験した
信じられない出来事も、
真っ赤に燃えるインド洋の夕日は一遍に
嫌な思いや邪気を祓い落としてくれた。
あんな夕日、日本では見た事が無かった。
そして目に焼き付いていたその風景は
今だに忘れる事が出来ない・・それ以上に
昨日の事のように鮮明な映像で頭の中にインプットされている。
『この夕日に救われるんですよね!
これがあると日本へ帰る事が考えられない・・』
何時も雅子さんは言っていた。
そしてその夕日は毎日、違う顔を覗かせる。
今回、ゴールに来て毎日、夕方ビーチへ行くのが日課だった。
毎日、あのインド洋の絶景が見られる程、贅沢な時間はなかった。
ある意味、観光地へ足を運ぶ以上に至福の時だった。
17時過ぎる頃から徐々に水平線の風景が
変わって行く・・。
夕日だけでなく、空の雲も生き物のように
色んな形へと変化して行き
天空の神々が舞い降りて来るような錯覚にも陥る。
そして時に雲に隠れながら太陽は黄金に輝き始める。
何故、毎回夕日の色が変わるのだろうか?
科学的な事は解らないけれど、
微妙な変化は本当に不思議だ。
『ニイハオ!』
ビーチを歩いているとやたら声をかけられる。
しかも中国人に間違えられながら・・。
これもこの2年間で変化した事だった。
今では日本人以上に中国人の富裕層たちが
スリランカへアーユル・ヴェーダの施術を受けに来ているらしい。
でも、ビーチではあまり中国人を見かけなかった。
毎日『ニイハオ!』の声かけは変わる事は無かった。
うっとうしいと思いつつも黄金の夕日は何時も全てをかき消してくれた。
それにしてもスリランカ人は夕日を見るのが大好きだ。
何時も夕暮れ時は観光客以上に
子供連れの親子や若者たちが
ビーチへ足を運ぶ。
椅子に座ってうっとりとしながら
見事な景色に酔いしれている人たちも
大勢いる。
椅子に2人が寄り添っている男女が微笑ましく思えた。
そして地平線に近づくにつれ太陽は益々黄金の輝きを放つ。
そうだ!この夕日が見たかったんだ・・
連続テラピーを受けて心も身体も
入らないものをそぎ落としているので
黄金に輝く夕日はダイレクトに身体の中へ入っていった。
時に夕日は燃えるような赤に染まる事がある。
emyはこの真っ赤に燃える夕日が特に好きだった。
毎日、ビーチへ行く度に今日は赤く染まってくれるのか
やきもきしながら海を眺めていた。
2週間近く滞在して真っ赤に染まった夕日はたった1日・・。
1日だけでも燃えるような真っ赤な夕日が拝めて本当に良かった。
emyも雅子さん同様、こんな夕日を見ていると
日本へ戻るのがもったいない気持ちになってしまう・笑。
to be next・・
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