〜最終日のコロンボで見たインド洋の夕日〜 |
雅子さんファミリーが京都へ遊びに来てくれていた時、
台風も到来。
週末の昼間は激しい雨が降ったり止んだりで、大変だった。
でも、そんな天候でも子供たちはお構い無し。
ずっと元気にはしゃいでいる。
そして日曜日、西陣の人気店へパンケーキを食べに行った時、
リラちゃんのラインにメッセージが入ったようだった。
それは、以前住んでいた家に置いてあった物が
盗まれたと言うメッセージだった。
子供たちのためにパンケーキを切りながら雅子さんは
(またか・・)
と言う感じで淡々とリラちゃんからその内容を聞いていた。
そして前日、サハンちゃんがなかなか寝付けず
ずっとぐずっていた事を聞いていたので、
やはり彼は何かをキャッチしていたのだと
改めて思った。
堕天使は何処までも悪魔へと落ちていく・・。
夫の不義を断ち切らせるために、
ほとんど完成していた素晴らしいゲストハウスから
ゴールフォートへ一家は引っ越しをした。
元の場所から車で3時間以上も距離があったので、
彼の実家近くでたむろしていた悪い友達たちとも
縁が切れると思っていた。
ゴール・フォートへの移住はかなり苦肉の策だったに違いない。
時間をかけ、理想的なゲストハウスが完成していた。
そして今は亡き雅子さんのお母さんとの思い出も
沢山詰まっている。
その過程をずっと見て来たので、
引っ越しせざる終えない状況に陥った事を聞いた時、
思わず涙がこぼれた。
こんな大変な思いをしていても彼女はスリランカで
新しいビジネスを始めようとしている。
ここまでの大いなる損失を招いてしまったら、
飛んで日本に帰るのが普通であろう。
友人としてもそのようにアドバイスするのが筋かもしれないが、
しかしこれまた不思議と、emyの口から
『日本に帰った方が良いよ!』
とは決して出なかった。
それどころか、彼女が帰国するイメージがどうしても湧かなかった。
2年前の大変な時期、一緒にいて一度だけタロットカードを
開いた事があった。
何故、ここまで彼女に試練がやって来るのか
客観的に分析したかった。
すると其処で導かれた彼女のテーマは
『家族』だった。
子供の頃から難病に加え、ずっと何かしら問題となっていた
家族の事。
意思疎通が難しかった母親との関係は、
失う事によってその誤解や気づきを与えられ、
今では大いなる母の愛に包まれている。
そして、一連に起こる裏切りや苦しい出来事は、
彼女のマインドを強化し『真の優しさ』を学び、
試練の時を越えればそれは強い幸福の絆へと変化していく。
病は、アーユル・ヴェーダの出会いで乗り越えられ、
彼女の未来の幸せはスリランカで開くのだと思った。
だから日本にいるイメージが出来ないのかもしれない。
現世で『真の家族の絆』を受け取る事が
彼女の生きる道だと思う。
そして、人間には乗り越えられない試練など無いと思った。
その壁を作るのも自分の心次第。
堕天使が悪魔へと落ちていけば行くほど、
彼女の未来は益々黄金に輝いて行っている。
まるでインド洋で見た夕日のように・・。
to be next
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