写真の仕事をバリバリしていた東京時代・・
海外ロケで普通では訪れられないようなマニアックな場所も多く行った。
ある時は通訳の中国人と行ったマレーシアのジャングルの奥地・・
またある時はヒンズー教のお正月『ディパバリ』
離島リゾートなど、仕事冥利に尽きる経験は今でも健在だ。
そんなマニアックな取材の中にバンコクがあった。
ある女性誌の企画で、バンコクの中でもより現地の空気漂う市場やレストランを
巡る『Deep Bangkok』。
担当編集の女性も大のタイ好きで、最終的にラオスの男性と結婚してしまった・笑。
雑誌自体は決してマニアックなものでは無いのに、
この企画は完璧に読者向けではなく、emyを含むマニアック好きの仕事
のように思えた・笑。
それまで東南アジアと言えば、マレーシアやバリ島しか行った事が無かったので、
タイがどんな国なのか全く想像出来なかった。
ただ『パクチー(香草)』『ナンプラー』など、クセのある香りの
香辛料と『トムヤムクン』のような激辛イメージは何となくあって、
きっとバリ島同様、蒸し暑くスコールが降るのだろうと感じていた。
しかし、実際に訪れたバンコクは想像を遥かに超えて素晴らしい場所だった。
街はゴチャゴチャとして汚く、道路は何時も渋滞で排気ガスも充満・・
ドリアンや香辛料の臭くて独特な香りが街中を埋め尽くす。
奇麗好きの日本人には耐えられない場所のように思いきや、
日本人が全く歩いていない現地の市場の熱気と、
おばちゃんの作る屋台の食べ物が完璧にタイのイメージアップに繋がった。
そう・・バンコクは何を食べても美味しい!
苦手だったパクチーはこの蒸し暑い中だと、逆にその刺激が欲しくなる。
3日間の取材中『ご当地グルメ』『ムエタイ』『ニューハーフショー』『市場』
『豪華ホテル』など寺院以外、バンコクの端から端まで写真を撮り続けたけれど、
『ご当地グルメ』が一番、印象に残っている。
胃腸が弱い方には進められないが、市場の屋台に出ている
麺類・カレー・揚げ物・果物・肉魚類からデザートまで、
ありとあらゆる物を食べ尽くした。
もっと正確に言うと、同行した編集者共々食べずにはいられない程、
美味しかったのだ。
安いし量もそんなに多くないので食べ続けられる。
今では考えられないけれど『かき氷』まで食べていた。
これはきっと現地スタッフが同行をしてくれていたので、
安心して食べていたのだと思う。
『千草ゼリー』のかき氷をほおばっていると
現地スタッフに
『お腹をこわすかもしれないから全部食べない方が良い!』
と途中で止められてしまった。
あの時 止められなければ、完食してしまっていたかもしれない・笑。
後、スイカの味も忘れられない。
マンゴスチン・ドラゴンフルーツ・マンゴ・パパイヤなど
南国は果物の宝庫だが、日本でも馴染み深い『スイカ』が
こんなにジューシーで甘みがあり、果肉も弾力があって
日本のスイカと全く味が違う。
そんなスイカをジュースした『スイカジュース』は特にお気に入りで
ホテルの朝食では必ず『スイカジュース』を頂いていた。
この取材から帰った後『タイフード』が本当に好きになった。
『すっぱ甘から』の味付けやレモングラス・シナモン・パクチーの
香辛料も平気になった。
唯一、苦手なのは『激辛』だけ・・
当時に比べて、日本でも本格的なタイ料理を食べさせてくれるレストランが
増えたけれど、やはり現地の果物・野菜の味は現地でしか味わえない。
そして今回、激安のタイ旅行があったので行く事にした。
(ちなみに航空券+ホテル諸費用含め¥60,000)
4日間、ベトナム経由で行くバンコク・・。
相変わらず『食べ物』の事しか頭に無い・笑。
激安の理由として、ベトナム経由である事。
直行だと関空から約7時間位でバンコクに到着するが、
ホーチーミン経由だと、10時間かかってしまう。
でも、それはそれで良い。
ベトナム料理も好きなので、トランジット待ちの間に
『フォー(米で出来た麺)』を食べながら待てば良い・笑。
約8年ぶりに訪れるバンコク・・。
あの感動が頭の中に浮かび上がって行く前から
かなりワクワクしていた。
〜next tomorrow〜
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