~辺津宮(へつみや)の本殿に施されている優雅な天女たち~
江島神社は『三大弁財天』のイメージが強かったので
御祭神が『宗像三女神』とは思っていなかった。
そしてこの三女神を知った時、広島県の宮島『厳島神社』が
頭に浮かんだ・・。
厳島神社の先に『大願寺』と言う、弁財天を祀っている
お寺があって、何となく共通するものを感じた。
それにしても
『厳島神社』=平家
『江島神社』=源氏
何なんだろう・・この因果関係。
少なくとも平安時代を彩った『平家』も
鎌倉時代を築きあげた『源氏』も
その時代、素晴らしい芸術・文化を作り上げていた事は共通する・・。
やはり芸術の神・弁財天が君臨していたのだろうか?
鎌倉時代の仏像は今だに最高傑作の物が多いのも確か。
その昔、ブログで『ニッポンの女神から学ぶフェミニン道』と言うシリーズを書いた時、
『宗像三女神』はチャーリーズエンジェルのように
タフでカッチョ良い女神として書いてみた。
海上航路の安全を誘う女神たち・・
それを守るのは男神の『海神(ワダツミ)』ではなく、
女神たちである。
平家と源氏が戦っている時、きっと彼らは『三女神』を
崇敬して、祈りを捧げていたに違いない。
最終的に壇ノ浦で滅亡した平家も海に散って行った事は何とも言えない事だが・・。
江島神社は大きく3つのお宮から成り立っている。
山の下から三女神の一番上のお姉さん(とemyは勝手に思っている)
『多紀理毘売命(たきりびめ)』が祀られている『辺津宮(へつみや)』
何故、勝手にお姉さんと思っているかと言うと、
九州の玄界灘のど真ん中に浮かぶ沖ノ島に鎮座する『沖津宮』の御祭神であり、
今だに縄文の色が漂う女人禁制の島で、
何処となくその厳しさに長女の貫禄を照らし合わせているのかもしれない。
そして山の中腹のお宮には三女の(とこれも勝手に決めている・笑)
『 市寸島比売命(いちきしまひめ)』が祀られている『中津宮』
~中津宮のお社~
この『中津宮』のお社だけ朱塗りで、何とも女性らしい
フェミニンなお社である。
三女神の中でも弁財天と同神である 市寸島比売命(いちきしまひめ)は、
『女性の守護神』として全国に多くのお宮が鎮座している。
京都にもこじんまりとしているが素敵な『市比賣社(いちひめじんじゃ)』は
『女人厄除』として有名で、多くの女性たちが参拝に訪れるけれど、
其処に売られているお神籤や御守りも可愛らしいものばかりで
emy自身も良く友人に買って送っている。
フェミニンな中でも最強の守護力があるのは市寸島比売命(いちきしまひめ)
ではないだろうか?
しかし、一方でアマテラスの子供でもあり
天孫降臨伝説の立役者である『瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)』の教育係でもあったので
『子供の守護神』としても祀られている。
そう言った意味で一番親しみ深い女神なのかもしれない。
そして山の上に鎮座する『奥津宮』には
三女神の次女『多岐都比売命(たぎつひめ)』が鎮座されている。
何処でも『奥宮』はその神社の『祖』的な要因もあるし、
全てのエネルギーの源は『奥宮』に凝縮し
『奥宮』から始まっているように感じる。
江島神社の奥宮もぞくっとする程、素晴らしいエネルギーが流れていた。
~奥津宮~
三女神の中で、長女と末っ子の間をしっかりと取り持っているような
多岐都比売命(たぎつひめ)のお社は、
隣に龍神を祀る『竜宮社』が鎮座されているせいか、
女神が龍神そのものような感じだった。
そして手を合わせていると
大きな白蛇がとぐろを巻いて静かにこちらを向いているよに感じた。
きっと北条時政が、子孫繁栄祈願に来た時に大蛇が置いていった3枚の鱗は
多岐都比売命(たぎつひめ)・弁財天・龍神
が三位一体となった証なのかもしれない。
to be next ・・
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戦った者同士が同じ神様を信仰していたということに
勝手ながら
争いや諍いは全て、時が経つとまとまりになることにイメージを重ねてしまいました
神社が宇宙に繋がっていることは、まだピンと体感していないのですが
私の場合
踊る時に自分がなくなって
一瞬なんだか永遠なんだかわかんない時空を感じた時
観てる人は感動してくれて
後から、あの時、宇宙に繋がっていた?と思う…
お稽古をそのまま出すのは我で
積み上げたお稽古をいったん捨てて自分が空っぽになった時、宇宙からソースが降りてきて、それが個性になる感じです
だから、神社のお祭りは宇宙と繋がりそうと思うのですが
まだ今ひとつわからない…
いずれにせよ、まだまだ勉強不足なので
続きが楽しみです
(≧∇≦)
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��咲楽さん
私も参拝に行くまで解らなかったのですが、宗像三女神が御祭神と知った時、直ぐに宮島が頭に浮かびました(;^ω^A