7/19/2013

The Power of City2*Vol.7 スタート前の緊張感☆

$極楽手帳~写真家&タロット鑑定士EMYのブログ

~KOI 掛け軸と生け花~

どう考えても、お軸よりも生け花が高い場所に配置するのは考えられない。

ニコラスさんに手伝ってもらいながら台を横に倒して、配置に適した高さに変えた。

広いギャラリーの中にちょっとした一坪の空間・・。

お軸と花の関係は独特の空間を作り上げて行く。

生け花が無事終わった後、ゆっくりと作品を見回す事が出来た。

タペストリーが思ったより大胆に感じる。

そして日本で見ると巨大な扇があまり大きさを感じなかった。

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『どぉ?こんな感じの配置で良かったかな?』

さりげなくニコラスさんが声をかけてくる。

『はい!ありがとうございます!』

と返事をすると

『僕はパーティーの用意をしているから何かあったら声をかけてね!』

とニコラスさんはそそくさと準備に入った。

時刻を見ると16時30分・・。

レセプション開始時刻18時まで後、1時間30分。

ゲストノートを見ると既に何人か作品を見に来ているようで

サインが数ページ書かれていた。

(へぇ~・・こんなに観に来てるんだ・・)

自分の作品が異国の人々の目に写っている事が何だか信じられない。

今回は宣伝など全てギャラリー任せなので、

どうゆう動きになっているのか全く把握していなかった。

そしてその後、変な緊張感がいきなり襲ってきた。

開始時間までじっと待っているのがいたたまれなくなって

外の空気を吸いたくなった。

ギャラリーを出ると遊歩道の階段があってそこを登るとチェルシーの街並を

見下ろす事が出来る。

結構、多くの人たちが、遊歩道で本を読んだり散歩を楽しんでいたり

お喋りを楽しんでいた。

太陽が照りつける蒸し暑い午後である。

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~空中庭園のような遊歩道~

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~遊歩道からチェルシーの街並を望む~

40分くらい歩いていただろうか・・

17時も回っていたのでまたギャラリーへ戻ると

三鈴さんもやって来ていた。

『何か・・レセプションにどんな方々がいらっしゃるのか想像もつかないんですけれど・・』

と弱気な発言をすると、三鈴さんは笑いながら、

『大丈夫よ!レセプションが始まったら人が入れ替わり立ち代わりやって来るから心配する事ないわ!
それより、始まったら私たちはなかなかお酒なんて飲んでられないから、先に始めない?
emyさん、お酒好きでしょ?』


『そうでうね~・・めっちゃ好きですね・笑』

『ふふふ・・そう思ったわ!私もお酒は大好きよ!』

と無邪気に話す三鈴さんは子供のように可愛らしかった。

ある時は、男装の麗人のようにハンサムウーマンになり、

またある時は子供のような無邪気な乙女になる・・

そんな二面性を持つ、三鈴さんは女性の目から見てもほれぼれとしてしまう。

『兎に角、おめでとう!乾杯しましょう!』

グラスに注がれた白ワインで乾杯をし、口に注ぐと良く冷えたワインが

心地よく身体に入っていく。

とてもフルーティーで美味しかった。

ワインのおかげで緊張の糸も若干ほぐれてくれたけれど、

まだ心の中ではどんなパーティーになるのか全く想像出来なかった。


next tomorrow・・ワイン

2 件のコメント :

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    二番目の写真の、一番右の作品が気になりますぅ~☆
    一番目の写真の、掛け軸と生け花は、静けさを感じました
    腰掛けて、佇んでいてい…
    作品は原色なんだけど、ギャラリーの空間の大きさとその中の配置によって和を感じさせているような印象を受けました
    これは教えていただいたことなんですが
    ご存じのとおり、日本画は平面でありながら立体的に観るそうです
    平面の絵で描いていることから、絵の外にある描かれていないことを想像して立体的に観るそうです
    着物も、平面が立体になりますよね☆
    そのことを、ギャラリーの空間を見て感じました
    空間が、作品を引き立たせるところは、まるで墨絵みたい
    日本だぁ(⌒~⌒)♪

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  2. SECRET: 0
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    ��咲楽さん
    平面のものを立体的にとらえる事が出来るのは
    日本人ならではの、目に見えない空間を作り出す能力ですよね(*^.^*)

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