The Power of City２＊Vol.2 NYからの『サイン』☆

～リトル・イタリーのレストラン～

先月、連載執筆させて頂いているコラム『ニッポンの美しい女神たちへ』で、

目の前に広がる様々なサインについて書いた。

『サイン』は確かに存在する。

それは人間が元々、生まれ持った生きて行くための『本能』かもしれなし、

その昔、敵から守る為の防衛本能から来ているのかもしれない。

時に『サイン』は警告の為に発せられる事がある。

emy自身、今まで様々なサインを受け取って来たけれど、

その中でも強烈なものがあった。

それは愛猫・たまこからの『サイン』・・

動物の予知能力は人間以上に鋭いのではないかと思うのだが、

たまこのサインに気付いていれば、

全治一か月の大事故に巻き込まれていなかったのかもしれない。

その日の朝出かけようとした時、たまこがいきなり具合が悪くなった。

私の目を見てたまこはゼェーゼェー言いながら何かを訴えていたようだった。

しかし、大阪で打ち合わせに向かう予定で時間も押し迫り、

気になりながらも車を走らせたそのたった５分後・・

横から猛スピードで車につっこまれ、

スピンをして壁に激突した。

エアバックがあれほど、痛いと思わなかったけれど、

左足と右腕が火に焼かれたように熱を持ち、

窓の外から『大丈夫！！大丈夫！！』と

心配をして声をかけてくれるおばちゃんに

『すいません・・氷を持って来てくれませんか？』

と言うだけで必死だった。

救急車で病院に運ばれる時、頭の中にたまこが浮かんだ。

『そっか・・たまこは予知していたんだ・・』

その事があってから愛猫の表情を良く見る事にした。

後にも先にもただ１回だけたまこの具合が悪くなった事は不幸中の幸いだが・・。

この反対、愛猫のサインで命が助かったイギリスの友人がいる。

テート・モダン（美術館）で働いていた彼女は

何時もと変わらない朝を向かえ、朝食を終えた後出勤しようと玄関に向かった。

すると廊下にネコが糞をしていた。

ネコはとても奇麗好きなのでトイレ以外の場所で糞をする事は滅多とない。

彼女は急いでいる足を止め、頭にきながら糞の後片付けをしていると

ボン！！

と地響きがする位、凄い音が鳴り響いた。

そう・・数年前に勃発したロンドン市内の同時多発テロだった。

もし、彼女がその時足を止めなければ、テロの犠牲者になっていたのかもしれない。

テロのニュースを見て慌てて友人宅へ電話した時、

その話を聞いて背筋がゾッとした。

そして改めて動物のサインに深く考えさせられた。

今回NYへ渡航する１週間前くらいだろうか・・

たまたまテレビをつけるとNYの映像や特集番組を立て続けに見た。

それまで全然、NYの番組をテレビで見る事がなかったのに

渡航が近づいてこれほどまで立て続けに目にすると

これは『NYからのサインだな』と

思ってしまった・笑

to be next ・・