emy版＊All about 『竜』Vol.8 白龍と白馬☆

先日6月1日（金）は奈良県・丹生川上神社・下社で年に一度、水の恵みに感謝する例祭、
『御礼祭』が執り行われました

天川村へ向かう途中、必ず立ち寄る『水』を奉る最古の神社

『丹生川上神社（にうかわかみじんじゃ）』で

参拝をし、ご神水を採らせてもらいます

・・そして御祭神である『闇龗神（くらおかみのかみ）』は

美しい女性の原型となる言葉『おかみさん』の意味もあり、

また『水神＝龍神』でもある高貴で素晴らしいエネルギーに満ちた神社です

『下社』と明記されたのは明治以降・・

それまではこの『下社』が元祖、『丹生川上神社（にうかわかみじんじゃ）』と

なっています

今年は『辰年』と言う事で、年始に

『龍』をテーマにした記事を何度かアップしたのですが、

何処まで書いて良いのか解らず・・

ちょっと途中で終わらせてしまいました

最後に書いたのは

出雲国と『龍神信仰』の記事です

その内容はこちらから・・

毎年、６月１日に行われる神事には何時も参加させて頂いているのですが、

今年は例年以上に特別な日となったんですね（悪までもemy的には・笑）

すると、途中で終わらせてしまっていたAll about 『竜』に

この特別な日の事をモーレツに書きたくなって

久しぶりに妄想が頭の中をグルグルと駆け巡っております．笑

なので本日は妄想日記として楽しんで頂けると幸いです

丹生川上の宮司さんは、とてもフレンドリーな方々が多く

『おかみ』の語源を始め、

『本来の神社とは？』『丹生川上の歴史』など

参拝に訪れる度、興味深いお話を聞ける事が多くありました

毎年、厳かに執り行われる『御礼祭』は

山の斜面の急な階段の先にある『『闇龗神（くらおかみのかみ）』の本殿に

昇殿参拝をさせて頂ける特別な日となります

去年は龍神らしく小雨が降っていたのですが、

今年は朝からぐんぐん気温も上昇して快晴でした

朝の10時から神事が始まり、既に多くの参拝客がいらっしゃっていました

祝詞をあげ、関係者から昇殿参拝をし滞りなく神事は進んで行きます

するといきなり白馬が登場！

拝殿に前でお行儀よく祝詞をあげて頂いています

珍しい光景に報道陣が一声に写真のシャッターをきります

「何故、白馬が・・？』

と不思議に思っていると、神事が終わった後の宮司さんのお話で判明しました

～つい先日・・本当に最近の話なのですが、

室町時代の『御礼祭』では

白馬が献上され、水害を止めた記述が出て来た事を

茨城県の○○さんにお聞きしました

『水害』が多発してしまった今、室町時代と同じく白馬を神事に連れて

今年は室町時代と同じ『御礼祭』を再現したのです～

（そっか・・

龍神は雨を降らすお役目もあるけれど、時には雨を止める事もあるんだ・・

だから今日はこんなに晴れたのかな・・？？）

なんて・・この宮司さんのお話を聞いた時、

心にぐっと来るものがあっただけでなく、

キラキラと上から『白龍』が降りて来た感じがしました

emyの中で何時も『龍』は緑色の龍が頭に浮かんでいたので

こんなキラキラとした『白龍』が頭に降りて来たのは

始めてでした

それはきっと眼の前に居る白馬が、とても品行方正で高貴な感じを

漂わせていたからかもしれません・・

本当におとなしい・・優しい眼をした白馬です

そして次に参加者の昇殿参拝が始まるのですが、

毎回、写真を撮る気にはなりません・・

山の斜面に伸びた長い階段はまるで闇龗神の産道へ続いているようで

恐れ多くて何時も全ての荷物を預け、身一つで、闇龗神と向き合います

階段の間を吹き抜ける風はまるで白龍が降りて来ているような心地よさ・・

風神では無くやはりここは龍が鎮座する場所です

『昇殿参拝』が終わった後、神様が召し上がったものを共に頂く『直会（なおらい）』があります
『鯛そうめん』『柿の葉寿司』『こんにゃく』『ごぼう』などの縁起物を食して神様のご加護をお分けして頂きます

白龍と白馬

この例祭を参加した後、何時以上にワクワクとした気持ちで

天川村へ向かいました

to be next・・