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〜隠岐は貝の王国〜 |
玉若酢命神社で参拝をした後、武良街道を北上して中村港近くの
漁村でお昼を頂いた。
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〜かぶら杉〜 |
山道の国道を走っていると、
途中、凄い型の『かぶら杉』を見せてくれた。
まるで蛸の足のようにニョキニョキと生えた枝は
頭上高くそびえていて、
その前にある水木しげるさんの
妖怪オブジェとマッチングしていた・笑。
お昼を頂いたお店は海水浴場の出店的な
ローカル色豊かな感じだが、
其処で頂いた岩牡蠣とめかぶうどんは絶品だった。
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〜めかぶうどん〜 |
暖かいアゴ出汁のうどんに盛られためかぶは
日頃、スーパーで見かけるめかぶとは
形状も色も全く異なっている。
『泡が出るくらい良くかき混ぜて食べてね!』
と店のおじさんに言われ、
思いっきりかき混ぜてトロトロになった状態で頂いた。
磯の香りと優しい口当たり、そしてアゴ出汁が利いていて
たまらない!!
今回、3日間の滞在で
一年分のお魚と貝を頂いて帰ったように思える・笑。
そして昼食後、島ガール・澤井さんが走らせる車は
どんどん山深い国道へと入っていった。
『神社が良いんですよね?』
と彼女は念を押して聞いてくれていたので
てっきり普通の神社へ行くのかと思いきや
車は山林途中で急に止まった。
すると車の窓から凄い光景が目に飛び込んだ。
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〜其の名も山神神社!〜 |
え!!何だか怖い!!
emyも小村嬢も思わず声があがる・・。
その『怖い』と言う意味は
化け物的な意味合いではなく、
こんな下々の私が近づくなんて恐れ多い・・的な
気持ちだった・笑。
鳥居の先にある杉の大木は
あまりにも崇高過ぎて、簡単に近寄れない
もの凄い原始のエネルギーに満ち溢れてた。
でも、鳥居がある。灯籠がある・・。
神社の名前が付いている・・。
御神体の巨大な岩だけ・・は見た事があるけれど、
こんな大杉がデンっと構えている神社は
見た事が無かった。
お祭りで幹の所に木のツルが巻かれ、
紙垂(しで)が差し込まれていた。
『村の人たちはお祭りの時、この長いツルを巻いて
行くのですが、酔っぱらっていて、凄い事になるんですよ・笑』
と澤井さんが説明してくれたけれど、
あっけに取られている私たちを見て
更なる提案をしてくれた。
『この近くにもう一カ所、お勧めの場所があるので
行ってみましょう!』
そしてまたしばらく車を走らせ、
また山林に車を止めると
更にもの凄い原始が其処には存在していた。
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〜岩倉神社の鳥居〜 |
岩倉神社・・
やはり神社の名前が付いているけれど、
鳥居の先には隠岐の三大杉の1つが君臨している。
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〜御神体・乳房(ちち)杉〜 |
もの凄い存在感の乳房(ちち)杉・・
もう、感動で言葉が出なかった。
足元のシダには無数の風穴があり、
冷たい風が身体全体を囲む・・。
目に見えない精霊たちは確かに其処に存在し、
只、何も考えず立っているだけで
身体の芯から浄化されて行った。
ここまで凄い浄化力を感じたのは初めてかもしれない。
『隠岐・・ヤバい!!ヤバいヤバい・・』
と小村嬢と連呼してしまった。
今回、隠岐ツアーを考えていた小村嬢は
『原始への回帰なんです!』
っと無意識に言い続けていたけれど、
この山林にそびえ立つ、精霊の木を目の当たりにし、
日本の原点・・アニミズム(自然崇拝)を
現代に感じられる聖地である事は間違いなかった。
あまりにも神聖で・・崇高で・・
初めて触れるアニミズムの神髄に震えが止まらなかった。
この時点で、隠岐の魔術に完全に落ちてしまった・笑。
『(隠岐)と言う名前の由来の1つに
アマテラスが此処に存在する美しい木を見て
〜おぉ・・何て美しい木なんでしょう・・〜
とお言葉をかけた事から(隠岐)と名付けられたらしいですよ』
と乳房杉に感動している私たちに諸説を教えてくれた。
アマテラスも恋に落ちたのか・・
何だか解るような気になった。
でも更にこの後、隠岐の島を巡り
新たなるアマテラスの伝説が
emyの頭の中に浮かび上がり、
勝手に1人で妄想に陥ってしまったのは
言うまでもない・笑。
※明日、7月1日(金)のブログは7月16日(土)〜19日(火)に
開催する『対面鑑定 at 東京』の予約告知の記事です。
隠岐放浪記は来週からまたスタートしますので
少々お待ちくださいね!
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〜七類港から島後へ向かう〜 |
見事に何も前情報を入れていなかったので
『隠岐』はいくつ島があってどんな構成になっているのか
知らなかった。
鳥取県の米子に近い七類港からフェリーに乗り込むと
中に貼られていた地図に目を通してみる。
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〜インターネットから地図を抜粋〜 |
大きく『島後(どうご)・島前(どうぜん)』に分けられていて
まず最初に向かったのは一番大きな島『島後』だった。
島は全部で4島になるが、
今回は『知夫村』以外の3島を巡る予定だ。
七類〜隠岐〜境港を繋ぐ大型フェリー『OKI KISEN 』には
3つの円形のマークが付いている。
その型は島をイメージしているのかと思いきや
4つあるのに何故3つ??
と思っていた。
後で島ガールに聞いてみると
隠岐汽船は西ノ島に鎮座される焼火(たくひ)神社の
宮司さんが創業したらしく、あの3つの円は
神社の御神紋らしい・・。
また後で詳しく書こうと思っているが
この焼火(たくひ)神社は 非常に神秘的な
聖地だった。
七類港から約2時間30分、島後の西郷港へ到着。
船を降りると2人の島ガールたちが出迎えてくれた。
1日案内をしてくれた澤井さんは
何と奈良県出身だった。
大学も京都であったのにも関わらず
何故、隠岐で観光業をしているのか
思わず理由を知りたくなった。
彼女曰く、大学の卒業旅行で
何となく隠岐に来たのがきっかけだが
一瞬にして島の虜になり、卒業後、移住されたらしい・・。
そんな Iターン(移住)の若者を滞在中数人見かけた。
澤井さんの車でまず向かったのは
島後の総社『玉若酢命神社』。
主祭神はスサノオ・大国主命を始め、
稲田姫・スセリ姫・事代主と表記されている。
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〜玉若酢命神社〜 |
そして出雲国の神々が奉られているので
社殿の作りも島根特有の『大社造』と思っていたが、
出雲(大社造)伊勢(神明造)春日(春日造)がミックスされた
『隠岐造』となっていた。
隠岐造・・かなり個性的な社殿の造り!
しかも古墳の前に作られていたり、
圧倒的なワイルドな自然の存在感が社殿を呑み込んでいて
神社はただの祭りの場・又は町内の公民館的な存在にしか
見えない・・。
それは逆に言うと、島全体からエネルギーが放出されていて
『神社』とか『寺』とか、
わざわざ区切って観る必要は全く無いのである。
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〜樹齢1000年以上の八百杉(やおすぎ)〜 |
神門の先にはダイナミックな八百杉がどん!と構えていて
伝説によると木の幹に耳を傾けると
寝ている間に閉じ込められた大蛇のいびきが
聞こえて来るらしい・・
実は隠岐から帰った後、
夢の中に3匹の白蛇が出て来てビックリしたのだが、
目が覚めた時、八百杉の大蛇が
夢に出て来たのかと思ってしまった・笑。
夢の中の白蛇は田んぼ道の真ん中で
固まっていたけれど・・。
ホント、不思議な夢だった。
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〜古墳の前の祠〜 |
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〜社殿の横のは菖蒲池〜 |
離島はやはり独特・・。
本島では味わえない『何か』を既に
予感させてくれる。
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〜水木しげるさんの妖怪オブジェ〜 |
そして神社の脇や道路の途中に
今は亡き水木しげるさんの妖怪オブジェを良く見かけた。
最初の到着した西郷港から北上した中村港まで
の武良街道に8基の妖怪オブジェが設置されているらしい。
水木しげるさんは鳥取県・境港出身になっているが
本名の『武良』から推測して原点は隠岐だと言われている。
確かにこのもののけ感溢れる島のルーツを持っているからこそ、
あの妖怪ワールドを描けたのかもしれない・・。
〜to be next 〜
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〜島前・西ノ島/摩天崖からの絶景〜 |
今年に入り、小村嬢は出雲bijinサイトの事業化に向けて
動き出していた。
それに伴って、年に2回開催していたツアーも
一旦、停止となった。
そして何時からツアーを再び開始するのか
まだハッキリとしていなかったけれど、
事業化の方向性が見えて来た頃、
小村嬢から連絡をもらった。
『emyさん、春に開催出来なかったメガ旅の再始動ですが、
隠岐にしようと思っています。』
何時もだったら
『どうしますか?』
から始る彼女の言葉とはまるで違って
キッパリと『隠岐』と決めている所に驚いた。
実は他にいくつか候補があがっていて
話合いをしながら決定させるのかと思いきや
内なる情熱家の小村嬢が『隠岐』に拘るのは何故か?
思わず問いてしまった。
『凄いね!今回、言い切るね〜笑。
ところで何で隠岐なの?』
すると彼女は
『解りません!でも隠岐なんですよ!』
凄い回答だった・笑。
解らない・・でも行かなければならない・・
彼女を其処まで突き進めているのは何だろうか?
『隠岐、行った事あるの?』
『いえ、1回しかありませんけれど・・』
しかし、小村嬢は3年前に、隠岐観光の活動をしている
『島ガール』たちに会って打ち合わせをした事を
聞いていた。
それから3年経ってどうやらそのタイミングが来たらしい・・。
数年前から小村嬢のを含め、島根県の人々と
交流する機会が増えているけれど、
さすが、幼少の頃から出雲の神々と共に生活をしているのか
直感の鋭い人に多く出会う。
その独特な直感は決して特別な物ではなく、
日常会話の中でサラっと出て来る事が多い。
以前、地元の方々と打ち合わせをしている時、
『神さんが・・霊が・・』
なんて普通に話に出ていて驚いた事があった。
そしてさすが、島根県民だと感じた事を覚えている・笑。
小村嬢もその1人だ。
口数が多い訳ではないが、
一言、一言がちょっとサイキックな時がある。
『解らないけれど、そう感じるんです・・』
何時も半分とぼけたような言い訳をする割には
決してブレている訳では無い・笑。
そんな小村嬢が強く『隠岐』を口にするのも
きっと何か目に見えない力が動いているのだろう。
『隠岐か・・』
全く興味が無い訳ではない。
簡単に行ける場所ではないけれど、
何時か行ってみたいと思っていた。
元々、日本は島国だが
その中でも離島は本島とは違った雰囲気があり、
独自の文化と風習に触れる事が出来る。
しかも『古事記』の序章、日本創世の中で
『隠岐』は、淡路島・四国に続いて3番目に出来た島。
小さいのに『3番目』に出来た所は
数秘的にも興味が湧いて来る所だった。
そして今までemyの中でイメージされていた隠岐は
〜貴族・政治犯の島流し〜
と言うちょっと闇の部分もあった。
でも、時にそれは何かを隠すための『闇』で
単なるダークな場所では無いのかもしれない。
どちらにしろ行くまでは全く何のイメージも湧かなかった。
そして今回は小村嬢がやけに積極的に動いていて
『6月にロケハンに行きませんか?』
と話がトントン拍子に進んで行った。
梅雨のど真ん中で天候は大丈夫なのか?
海がしけてフェリーが欠航しないのか?
細かい不安はありつつも、
きっとこの流れに乗った方が良いと思った。
そして、何時ものように前情報は何も頭の中に入れず
隠岐へ向かった。
尊敬する『白洲正子』も書いているが
何も情報を入れず、その未開の地へ足を運び
現地の人々の話や自分が感じた事をキャッチするのが
『リアル』に出会える神髄だと思っている。
そして今回は各離島で島ガールたちが
案内してくれる手配となっていたので、
余計に安心して彼女たちにゆだねる事にした。
週間天気予報を観ると案の定、3日間、雨マーク・・。
でも出発の朝は曇りで時より太陽の光も差し込んでいた。
ささ・・!
これからの3日間、晴れ女パワーを全開しなくっちゃね!笑。
〜to be next 〜
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