7/29/2015

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ*Vol.2 出発・・☆


今回チョイスした航空会社はフィンエアー。

ヘルシンキ経由でパリに入る。

振り返れば色んな航空会社で海外に出た。

その中でも一番印象的に残っているのが『カーゴ』

よーするに荷物輸送専門飛行機の中で数人だけ乗る事が出来る

ちょ〜〜激安飛行機だ。

(正式な名称は忘れてしまったけれど) 

今でも存在するのだろうか?この『カーゴ』

日本では観た事が無い。

乗ったのは 

イタリア(ミラノ)マルペンサ空港〜イギリス郊外ノートン空港行。  

とりあえず、現地で予約して出発時刻は未定。

最悪の場合、8時間待たされる事もある。

乗ったのは数年前だけれど、確か運賃は¥5,000 くらいだったと思う。

陽気なイタリア人たちと搭乗し、

無事、ノートン空港へ到着した時は

『We are alive ! We are alive !!(生きてる!生きてる!)』

と手を叩きながら大合唱が始った。

そんな飛行機をチョイスする程、飛行機に関して拘りが無い。

今では、値段があがったので利用しなくなった

『アエロフロート(ロシア)』も昔よく乗った。

北回りなのに運賃は他の航空会社の半値以下。

ただ、とてもマニアックな飛行機で、

座席ナンバーは布ガムにマジックで書かれていたり

強制送還される人たちと一緒に搭乗したり

普通では考えられない状況が多かった。

でも、パイロットの腕は世界一と言う噂もあり、

オンボロ機体でも安心して乗れた。

・・と言いつつ今ではそんな飛行機を

チョイスする冒険心は無くなったけれど。

前回、パリへ行った時は『エアーフランス』だった。

しかし荷物が迷子になって大変な目に遭ったので今回は避けた。

フィンエアーに関しては良い印象しか無い。

今回、3度目の利用となったけれど、

やはり快適な空の旅を味わう事が出来た。

まず気に入っているのは映画の種類が充実している事。

日本映画もあるし、アメリカ・ヨーロッパ映画の種類も多い。

ヘルシンキまでの9時間、ほとんど寝る事が無く

ずっと映画を観ている。

体調が優れない中、静かに寝ていれば良いのに

そんな身体とは裏腹に脳の中は興奮状態!

ここぞ!とばかりに観たかった映画を片っ端から拾って行く。

エンターテインメントからシリアスものまで

今回もざっと4本の映画を観る事が出来た。 

中でも印象に残ったのは、

クリント・イーストウッド監督『アメリカンスナイパー』 

内容が9.11後、アフガンなど中近東を攻めた時のものだったので

記憶にも新しい部分があり、

良い意味でも悪い意味でも

アメリカの戦争に対する客観性が見事に表現されていた。

実話に基づいているのでとても考え深いものがある。

そして元旦早々に観た

デヴィット・フィンチャー監督『ゴーンガール』

をもう一度観てしまった。

まったり連載『大人のための恋愛講座』でも

思わず書いてしまった映画!

久しぶりに2回以上観たくなる映画に出会えた。

再び見ても『男のウソ・女のウソ』の本質の違いに

思わず納得する場面が多い。

フィンチャーは映像の魔術師で脚本に関しては

残念に思う事が多い監督だけれど、

この『ゴーンガール』だけは本当によく出来ている。

脚本が面白いと長時間の映画でもあっと言う間に終わってしまい

時間の流れを全く感じさせない。

映画に集中するのも良いけれど、

おっと・・

肝心な『JAPAN EXPO 』に関する資料を

もう一度、目を通さなきゃ!

スケジュールの流れだけを頭に入れているだけで、

細かい部分は飛行機の中で確認しようと思っていた。

〜間もなくヘルシンキ国際空港への着陸体制に入ります・・〜     

今回のトランジットタイムはたったの1時間!

あまりの短さに関空でチェック・インをする時、

『あの〜・・
トランジット1時間しかありませんけど、
本当に大丈夫なんでしょうか?』

と思わず聞いてしまった。

『大丈夫ですよ!
もっと時間が短いお客様もいらしゃいますから!!』 

チェックインカウンターの女性は

シラっとした感じの表情で答えてくれた。     

(1時間も無いトランジットってあるの???)

思わず驚いてしまったけれど、

今回は驚く程、スムーズにトランジットが出来て

改めてヘルシンキの印象がぐっと良い方へ動いた。

そして此処から更に3時間・・

いよいよパリに到着だ。

〜to be next 〜   

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