6/02/2014

太陽と月の間と私・・*Vol.8 土門拳が切り取る究極の『美』☆


*フェニーチェからのお知らせ*
何時もフェニーチェをお引き立て頂きまして誠にありがとうごうございます!
6月2日()~6月6日(金)までの電話鑑定を、
本日6月2日( 
1回目13:00 2回目19:00

から電話受付を開始します。
受付時間はお客様のお仕事などのご都合により2回に分けてあります。
どちらの枠も埋まり次第、受付終了とさせて頂いておりますので
何卒、ご理解の程宜しくお願いします。
〜フェニーチェ・電話番号〜 
090-5713-8188
087-815-3319
鑑定ご希望の方は担当・中村までお問い合わせください。
〜山形県・酒田市『土門拳記念館』にて〜

今回、参拝以外に再び訪れたい場所があった。

日本海側に位置する酒田市の『土門拳記念館』だった。

土門拳は昭和を代表するリアリズムを追求した写真家・・。

どちらかと言うとリアルなドキュメンタリー写真よりも

『美』を追求した写真の方が好きなのだが、

土門拳が切り取る世界は、

泥臭いリアルよりもそれを超越した『美』を感じる写真が多い。

厳しい炭坑生活を切り取った『筑豊のこどもたち』

広島の原爆をリアルに伝えた『ヒロシマ』を始め、

『文楽』などの伝統芸能に至るまでありとあらゆる

『リアル』を追求した。

〜貧しい中でも輝いている子供の魂を切り取る土門の世界〜
そんな土門拳の入魂した作品の中でも、

特に度肝を抜かれるのは『古寺巡礼』シリーズだ。

長年、土門のライフワークとなった『古寺巡礼』

始めてその作品を目にした時、

あまりの感動に涙が止まらなかった。

美しい・・。

土門が切り取る仏像・神社仏閣の世界は、

細部に渡って魂がぶつかってくる・・。

平等院・鳳凰堂の鳳凰ですら

まるでそれは生き物で、

神が降臨したまさに『神使い』・・。    

 
        

そして何百枚と撮られ続けた『古寺巡礼』の写真が、

記念館では何時でも見る事が出来る。

しかも大全紙に引き伸ばされた写真の迫力は

実際に行かなければ体感出来ない。

今となっては珍しくなってしまったカメラ

『8×10(エイトバイテン)』で撮影されたフィルムは

何処まで大きく伸ばしてしても画像が鮮明で荒れる事はない。

〜向かって左が『8×10』右が『4×5』〜
 『8×10』とはカメラの名称でもあるが、

そのままのフィルムの大きさだ。

8センチ×10センチ・・

とてつもない大きなフィルム・・。

土門拳はその『8×10』で仏像や寺を撮影し続けた。

晩年、脳出血による右半身不随となっても、

アシスタントに助けられながら仏像を撮り続けた巨匠・・。

その魂はしっかりとフィルムの中に納められていて

それは数年経った今でも色あせる事は無い。

最初、emyは映像の仕事に携わっていたけれど、  

どうしてもスチール(写真)世界に転向したかった。

当時、勤めていたCM会社の上司に

『なんでわざわざいばらの道に行くの?』

と心配されたけれど、リスクを追う選択をした。

皆が心配するのも仕方が無い、

映像の世界の方がギャランティーも多いので

スチールから逆に映像へ転向する人も多かった。  

リスクなんて全く問題無かった。

それよりも何よりも『情熱』を注ぎ込めるものを

見つけられた喜びの方が大きかった。

『情熱』は継続させるのに最低限必要なエッセンス・・。

そしてその『情熱』は土門拳からも学んだ。

〜浄瑠璃寺本堂・吉祥天立像頭部〜
  吉祥天女は優しい笑みを浮かべていた。

その笑みに吸い込まれるように思わず数分、立ち止まってしまった。

涙がほろりと頬を伝う。

そして改めて気付かされる・・

『美』は最高の心の栄養素になると言う事を・・。

to be next ・・ 
 

  

2 件のコメント :

  1. emyさんは夜神楽には興味ないですか?
    もしよければ11月23日きてくださいね~(*^。^*)

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  2. Misaさん、

    情報ありがとうございます!
    時間がありましたら是非、見てみたいと思います♪

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