〜まるで竜宮城!・赤間神宮〜 |
emyはその様に思っていない。
1つの事に捕われるのは現実的・非現実的なジャンルを問わず危険だが、
今、現在『自分』と言う者が存在している過程や歴史、
そして思考・趣味・性格その他もろもろの『個性』は
脳の中に沢山の情報が詰まっている結果だと思っている。
『輪廻転生(生まれ変わり)』は宗教的な教えの中に組み込まれているけれど、
実際に自分でも不思議な感覚や映像が降りて来る事に関しては、
論理的な説明が出来ない時もある。
それは単なる『妄想』かもしれない・・。
でもその『妄想』は時に自分自身の中で腑に落ちたり納得したりして、
心の中がスッキリする事がある。
そんな時は深く追求せず、その心地よい心の状態を楽しめば良いのだ。
京都から出発して、途中休憩をしながらゆっくりと下関へ向かっていた。
丁度、お昼頃に広島県・宮島SAに到着。
初めて降りるサービスエリアだった。
車を降りると赤い鳥居が遠くに見えた。
小高い丘にそびえ立つ鳥居の先には宮島が一望出来た。
以前、何度か『平家ミステリー』に関してブログに書いた事があるけれど、
幼少の頃からずっと苦手に思っていた平家に関係する場所が、
友人たちと5年前に行った奄美大島・加計呂麻島へ訪れてから
実は自分ルーツに平家の血が流れているかもしれない事を悟った。
ただ毛嫌いをしていただけではない。
フラッシュバックする事を恐れていただけ・・。
その根拠が自分の中でストンっと降りて来てから逆に
平家ゆかりの地へ積極的に行くようにしてみた。
宮島SAから望む宮島を見ているとどうしても島の中央にそびえる
弥山(みせん)が気になってしょうがいない。
(気になる理由は個人的な妄想で解っているのだけれどね・笑)
5時間の運転の疲れもあまり感じず、さくっとお昼を済ませて
下関へ向かった。
下関へ近づくと空も歓迎してくれている様に見る見るうちに
快晴へと天気が変わった。
下関インターを降りていよいよ『赤間神宮』へ到着。
駐車場から関門海峡が望め、心地よい潮風が吹く・・。
ふと、スマホを見ると何件か電話の着信とメールが入っていた。
参拝の前に用事を済まそうと関門海峡を眺めながらコールバックをした。
そして次にメールを見ると仕事関係の女性からのメッセージだった。
滋賀県在住のその女性は、以前、前世を見せて頂いた事があり、
平家の繋がりを持っていた女性だった。
事前にemyが九州出張がある事など一切話していなかったのに
『赤間神宮』へ到着するタイミングで平家繋がりの女性から
メールが来る絶妙なタイミング・・笑。
メール内容とは関係無い返事を返してしまった。
『ところで今、下関の赤間神宮にいるんですよ!
凄いですね・・このタイミング・笑』
メールを差し出した彼女も驚いていたけれど、
思わず仕事よりもメールで『平家談義』にはなが咲いてしまった。
〜駐車場の向かえ側にそびえる鳥居〜 |
古来から『祟り.呪詛文化』を重んじる日本人は、
非望の死を遂げた王や貴族たちが祟り神に変貌して災い事を起こさないないように、
丁重に祀る歴史を持っている。
御祭神は安徳天皇。
歴史上では、壇ノ浦の合戦で完全敗北した平家の二位尼と共に
入水され崩御された事となっている。
まだ幼くして崩御された安徳天皇の御霊を鎮めるための神社だが、
二位尼の『海の中にも都はある』と言う願いを反映した
竜宮城の様な造りだった。
確かにemyの目から見ても子供が喜びそうな・・
まるでネバーランドのような神社で
小泉八雲が描く『耳なし法一』の怪談話のおどろおどろしさを一切感じない
明るくてサッパリしている空間。
安徳天皇に関しては『死亡説』『替え玉説』など色々ミステリーが
存在するけれど『赤間神宮』を参拝してみて益々、
『替え玉説』の方が濃厚ではないかと個人的には感じてしまった。
何故なら『祟り神の気』を一切、感じなかったから・・。
今まで『祟り神に変貌』したであろうと思われる場所を
いくつか訪れているけれど、やはりその地には独特の魑魅魍魎とした『気』が
流れていたりする。
しかし『赤間神宮』には一切、淀んだ場所が無いのだ。
一応、安徳天皇の御陵などもあるけれど、邪気は全く感じなかった。
〜鳥居をくぐって拝殿へ向かう〜 |
〜狛犬も中国の獅子っぽい〜 |
〜左右に能舞台のようなせりがあり、中央に鎮座する拝殿〜 |
〜何処となく厳島神社を思い出させる本殿の造り〜 |
〜水に浮かぶ本殿・・まさに竜宮城〜 |
本当は『日本』と言う国と、国の象徴だった『天皇』を純粋に
守りたかっただけかもしれない。
彼らのビジョンは日本の素晴らしい自然と文化を取り入れた『国造り』を
武士道を持って確立させたかったのだろうと思う。
平家ゆかりの地を訪れる度、益々自分の中に『愛国心』が目覚めて来る事は
確かである。
〜天皇を守るために生きた武士たち〜
『赤間神宮』へ来て、思わずこの言葉が降りて来た。
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