出雲国マニアック参拝Vol.2 須我奥宮は原始の世界・・☆

一見、バニラアイスクリームのように見えますが、
これは『神様のおやつ』と言われている『蘇（そ）』です
『蘇』は古代乳製品で、その昔皇族や身分の高い貴族だけしか口に出来ない貴重な食品・・
滋養強壮・不老長寿に繋がると考えられているそうです
試食させて頂きましたけれど、お味は・・
何とも不思議な食感とほのかな甘みで・・
あえて言うなら モッツァレラ・チーズ風ですね・笑
『蘇』は本来『醍醐味』と同じ意味です。
古代の人たちはそれほど贅沢で極上の食べ物と思われていたんですね
混ぜ物は一切せず、ただ乳を煮詰めただけの食品は栄養満点である事は間違いありません

東出雲でイザナミ・ワールドに触れ、

その足で次に向かったのは和歌発祥の地『須我神社』です

出雲国は意外と広いので車での移動がなければなかなか

『参拝はしご』が出来ません

そして何故、今回『須我神社』をチョイスしたかと

言いますと、『凄い夫婦岩』が鎮座する

奥宮の方へ向かいたかったからです

（須我神社は以前『emy版・出雲大辞典』でご紹介しています）

『黄泉比良坂（よもつひらさか）』を出る時、

時計を見ると15時近くなっていて・・

須我神社まで40分はかかってしまうので急いで向かいました

鳥居を超えたお社が新しくなっていましたね

ささっと須佐ノ男命にご挨拶と無事奥宮まで辿り着けるよう

願いをして直ぐに出発！

奥宮は更に峠を越して２キロ離れた所にあります

奥宮はカーナビに出てくるような場所ではありませんので

道中は小さい立て看板を目印に車を走らせていたのですが、

私も始めて訪れる場所でほんまにこの道で合っているのか若干不安になって来ました

すると目の前に農作業をされていたおばちゃんがいらっしゃたので

「すいませ～～ん！須我神社の奥宮はこの道で合っていますか～？」

とお聞きすると

「大丈夫！合ってるよ！・・でも今からあの奥宮へ行くの？」

とちょっと不安そうに聞かれたので

「はい！今から頑張って登ろうと思います！」

と元気に答えると「ふふ・・」と鼻であしらわれました・笑

そしてやっと奥宮の入り口『八雲山・登山口』に到着です

道端に小さく表示された登山口

時刻は既に16時を回ってちょっと薄暗くなって来ています

そしてひっそりとした山道を歩き出した時、

あのおばちゃんが鼻であしらった意味が解って来ました・・

この山道を１人で歩くのは韓竃神社を１人で行くくらい、勇気がいる場所です・笑

あちらこちらに点在する和歌の石碑を辿りながら最初に『禊場』の滝に到着

神社の『手水舎』の原型となる『禊場』
とめどなく流れるご神水を頂きました

更に更に奥く深く山道を歩いて行きます・・

すると奥宮の鳥居がやっと現れました
思わず、高千穂の人里離れた場所に鎮座する神社を放浪した時の事を思い出しました

鳥居をくぐり更に階段を上がって行くと須佐ノ男命＆稲田姫の夫婦岩が鎮座されています

日が沈みかけている中、必死に階段を登りやっと夫婦岩に到着です・・

須佐ノ男命＆稲田姫の夫婦岩です
��この写真は以前、この地を訪れた友人の写真をお借りしました）

夕暮れの中にどっしりと凄いエネルギーを放ちている夫婦岩の前で

思わずひれ伏してしまいました

奥宮へ行くと『神社の原型』を感じる事が出来ます


古代の人はこの地に神が宿ると感じ、崇め、大切にお奉りをして来た・・


禊場やこの夫婦岩は古代のロマン漂う素晴らしい場所でした

気がつくと帰り道が見えなくなるくらいあたりは真っ暗

も～怖いを通り越してアドレナリンが上がりっぱなしで帰路に向かいました

ホント、タイムマシンに乗って古代へワープした感じです

その後、松江市内のホテルへ到着して

『出雲国参拝ツアー』の打ち上げへと流れて行きました

「全国の素敵な女子たちに会えたね～」
と皆で感動しながら盛り上がっていました
一畑トラベルの立石さん（写真右手前）も大喜びでしたね

次回は昼間に奥宮へ参拝したいと思います・笑

to be next・・