「曼荼羅」の真意☆

昨日は本当に貴重な体験が出来たと思う

ダライ・ラマのお話が始まる前にチベット音楽などのちょっとした演目がありましたが

感動したのが仏教の８つの宗派「日蓮宗」「浄土真宗」「天台宗」・・

などそれぞれのお経をバッグに登場し、和太鼓の響きと共に一声に般若心経を

唱えた場面

会場が一遍に１つの空間へとまとまりました

そう・・法王自身が民族・宗教・環境は関係なく「生き」として「生ける」全てのものが幸せになるべき事の深い考えがこの８つの宗派の合同礼拝に集約されていました

そしてダライ・ラマは

「私は皆さんと同じひとりの人間です」

と言う言葉を強調していました。

たった２歳でダライ・ラマの生まれ変わり「継承者」と認められ、中国のチベット侵略の伴い15歳で政治・宗教の最高指導者となります。

生き様自体が、凡人の私には到底考えられない最高責任者＆指導者なのに、悪までもご自身はひとりの人間としての努めを果たしているだけとおっしゃる・・

そんなダライ・ラマのお話は全てが「哲学」でした

ハッキリ言って難しいです・・

聞いて直ぐに理解出来るものではない。

ただ驚くのは、言葉１つ１つが各自の心の中で自由に解釈が出来る事。

だから私の中、中村女史の中、その他観衆の皆がそれぞれダライ・ラマの言葉の解釈が違うかもしれない・・

でも、決してその言葉に「ぶれ」は無く、テーマになっていた

「自分を幸せにする生き方」

に繋がっているんだと思いました。

この題名「自分」と言う所が大事なんですね。

会場の愛媛県武道館



時には例え話を出して意味を教えてくれました。

人は自分に「害」を与えない者を「味方」と見なすが、それは「忍耐する」事を教えてはくれない。

結局「忍耐」と「幸せ」も「陰」と「陽」と同じ関係。


ほとんど宗教的な言葉が出て来ない中、唯一説明していたのが輪廻転生の事。

輪廻転生は「忍耐」を与えられる事

それに立ち向かい、消化する作業でその先に幸せがある。

そう・・全ての「忍耐」は自分の幸せになる為に与えられている事。

ぎゃ～～・・ほんまに哲学や（笑）

・・と思いながら聞いていました

「人生」日々修行です・・

ダライ・ラマ法王14世



でもね、最終的に感じた事は言葉は違っても基本は同じ。

思いやり・慈愛・寛容・知足・愛の気持ちを持って努力をし、日々精進・・

ダライ・ラマは毎日朝3時30分に起床して４時間瞑想しているそうです（たまに寝坊する時もあるらしい・笑）

その繰り返しで今の思想に至り、世界平和を願われているとの事。

「自分が幸せ」であったら争いが起こらないんでしょうね・・

「曼荼羅」は宇宙を現していると良く聞きますが、

今回のダライ・ラマのお話を聞くと「曼荼羅の真意」は、人間としての価値・神髄・人生そのものを表現しているんだな～っと思いました。

これは悪までもemyが感じた事です

しかし、法王は笑顔がチャーミングで慈愛に満ち溢れた方でした。

チベットの人々や亡命先のインドの人々にさえ、誰もダライ・ラマの悪口を言う人は居ない・・と

インドを放浪していた友人に聞いていたけれど、ご自身を前にしてお話を聞いていてその理由が解った様な気がする・・

一生に一度の機会に感謝

ちょっと慈愛精神を持ってニャンたちのお迎えに行きます・・（笑）


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