「向いてる」「向いてない」Vol.1my就職活動＊

鑑定していて良くあるご質問の中に

「私は何に向いていますか？」

と言う問いかけがあります

転職中や学校を卒業してこの全体的不況の中、自分の進路を決める時

「自分はどの道が合っているのか・・」

と迷う事は多々ありますよね

実際、私も好奇心旺盛が裏目に出てグラフィックの勉強をしていましたが、「音楽の道」「映像の道」と絞りきれず、結局CM音楽、CM制作、テレビ制作・・などなど自分で作った音楽＆映像を持ってありとあらゆるプロダクションの門を叩いた思い出があります

私が「就職活動」をしていた時代はバブル絶頂

広告業界は特に花形で、何処も募集をかけていませんでした

しかし、「東京で就職」は揺るいでなかったので、「何にむいているか？」も考える暇もなく、兎に角「就職を卒業までに決める！」だけ考えて必死に東京へ足を運びました
何処も募集をかけていないプロダクションにも電話をかけて何とか時間を作って作品を見て頂きました

約30社くらい回って全員一致で言われた事・・

「君は～音楽より映像の方が良いね！」

あらら・・やっぱり私は音楽方面では無いのね・・と客観的に言われて実感

じゃ～映像関係で就職を決めるか
とまたまた苦戦しながら、３社内定を頂く事が出来ました

TBSのテレビ制作プロダクション
ロケーション・コーディネイトの会社
流行通信映像事業部

私は迷わず「流通」に決めました
あの頃の流通は雑誌を含め、凄く勢いがあってそれこそトレンディーの最先端を行ってましたからね・・

しかし、実際働き出してあまりのお給料の低さに生活していけず、上司に
「この給料ではとても生活が困難なので夜、他のバイトをします！」と直談判

「是非、バイトをしながら頑張ってくれ！」と笑いながら上司に言われた時、
「何か融通の聞く職場やな～・・」とある意味感動しました。（笑）

しかし数ヶ月後、以前私が作った映像を見てくれたCM制作会社から
「デザイナーの空きが出たから来ませんか？」とオファーを頂き、
待遇面が今よりアップする事につられ転職をしました

��年間、CMデザイナーとして色々経験を積んだけどこの時やっと

「私が本当にやりたいのは映像じゃなくて一瞬をとらえるスチールの世界なんだ！！」

と思えたのです

それから現在までず～～と写真に携わった生活をしています

私の感覚では「写真は自分にむいている」から続けられているんじゃんくて「写真を撮るのが好き」だから続けられているのだと思います

最初の質問の様に「向いている」「向いていない」を悩まれている方が多いので今日はちょっと私事を書きましたが明日は良くお客様にするアドバイスの事を書きますね

今は亡き祖母宅にあった桐の薬箱
「鯉」のイラストに引かれ思わず形見に頂きました♡

中身は猫ブラシ＆爪切りなど薬とは全然関係ない「ネコグッズ」を入れています