エミシュランVol.3 『東洋の神秘』と讃えられた風鈴☆

夏の暑い日は風鈴の音で清涼感をアップさせています・・

今回のエミシュランは夏に欠かせないアイテムをご紹介します

それは夏の風物詩でもある風鈴・・

『風鈴』と言っても様々な形態が

ありますけれど、我が家で使用している風鈴は

兵庫県姫路市の伝統工芸師・明珍宗理氏が制作する

明珍火箸の風鈴

です

＜明珍火箸の風鈴＞

糸に吊るされた４本の『火箸』・・

風に揺れると真ん中のネジの様な型をした振り子が

��本の火箸にあたり、透明感のある神秘的な音色を奏でてくれます

本当に美しい音で、庭から吹き抜ける風に乗って

町家全体に音色が共鳴する感じ・・

あのアメリカのミュージシャン・スティービーワンダーが

東洋の神秘

と明珍風鈴の音色を賞賛したのも解ります

聞いているだけで清涼感を味わえるだけでなくかなり癒されますね

ちゃんと木箱に入れられている所が伝統工芸の風格を感じます

平安時代から甲冑（かっちゅう）師として戦国大名たちに其の名をとどろかせて来た明珍一族・・

時代の流れとともに鍛冶職人へと移り『火箸』を制作します。

しかし、現代では『火鉢』を置いている家庭は皆無に等しい感じ・・

そんな中、伝統的な『明珍の技』を引き継ぐために

試行錯誤し、作り上げたのがこの『明珍火箸の風鈴』なんです

伝統を守りながら現代に使える工夫をする・・

この継承の努力があっての明珍火箸の風鈴

繊細な音色を聞く度に

��この伝統が継承されて来て良かった・・）

とニッポンの素晴らしい技術と感性に頭が下がります

『守り続けている伝統』の息吹を感じる音色

町家の入り口は左右に引く戸なのでドア・チャイムが付けられないのですが、この明珍火箸を使ったドア・チャイムも販売されているようです
家のドアを開ける度、こんな透明感のある音が出るんだったら
本当の『魔除け』になるのかもしれません（笑）

風鈴の音って飽きる事がありませんよね・・

これもまた不思議・・

＜明珍風鈴 MEMO＞

『明珍火箸』はひょうごふるさと館で購入する事が
出来ます