神様ミステリー参拝＊Vol.8 自然との融合の先に『山岳信仰』 ☆

『金峯（きんぷ）神社』の鳥居の先に見える素朴な拝殿

本日は久しぶりに『神様ミステリー』に戻ります

今まで振り返っても神社参拝で色々な不思議体験をしていますけれど、

今年の神社参拝は古事記で言うと『国譲り』のような

何か新しい時代や世代の幕開け・・又は神秘の扉が開かれたような・・

そして先人たちが大事にして来た自然崇拝（アニミズム）の本質を

感じさせられ

『神社』と言う本当の姿

を見ているように思えます

自分自身と向き合う時、そして『元気』を頂きたい時に

好んで行く神社の多くは『山岳信仰』と関係の深い場所ばかり・・

奈良県・和歌山県で言うと

『熊野三山』『玉置神社』『大神神社などの三輪山』『天川村』

になります

そして今回訪れた『金峯神社』で奉られている

『金山毘古神（かなやまびこ）』にご挨拶しようと

鳥居をくぐる時、ちょっと我が儘なお願いをしました

『他の参拝者の方には申し訳ありませんが、拝殿で

私一人となる時間を５分でも良いのでお作りして頂けないでしょうか・・』

この我が儘なお願いはほとんど聞き入れてくださいます（笑）

あの大勢の参拝でひしめきあう『お伊勢さん』の内宮でも

昼間、１人にさせてくれた事がありましたから・・

どうしても集中力を上げたい時は１人で瞑想に入りたいんですね

すると、少しずつ参拝の方々の数が減り、

��人になる時間が出来ました（笑）

この貴重な瞬間の中に意識を『金山毘古神』に集中させます

そして心の中で問いかけました

『今回、龍神様の夢を見てから

久しぶりに山梨県の金櫻神社を訪れ、

色んなお言葉を頂いております。

それから大きな災いが日本を襲い、私自身を含めただただ自然の猛威・・

荒ぶる神が静まる事を願う事しか出来ません・・

今回の出来事で自分の役割、立ち位置、未来に対する志などを色々と考えさせられました。

今日、金山毘古神さまに呼ばれたのには何か理由があるのでしょうか？

私に降りて来るメッセージはあるのでしょうか・・？』

するとお約束のように後から凄い風が吹き上げてきました

風はただ通り過ぎるだけでまた静寂が戻ってきました

次は拝殿の後の緑に爽やかな風が通り抜け、

さわさわ・・と優し枝の葉たちが揺れていました

すると背中からじわじわと熱いものがこみ上げて来て全身を包みます

何処からか声がする事ではなく、身体全体で『自然の優しさ』を

感じていました・・

登山の途中でもの凄い『地のエネルギー』を感じていたので

もっと厳しいお言葉や何かが起こるのかと思いきや

『優しさに包まれた』感じです

しかし心の中にあるお言葉が浮かびました

『山・水・地・金・木・・全てのものに神の姿を

感じて来た教えを何故忘れた・・？

もう一度、原点に戻り神の姿である自然に対して戦おうとするな・・』

この言葉が心に浮かんだ時、

事あるごとに足を運ぶ『山岳信仰』の神社に

知らず知らずと

『自然と融合・向き合っていた日本人のDNA』

が、欲して何かに気づきたい・・五感を磨きたい・・

と思っていたんだな・・て、

恥ずかしながらこの歳でやっと意味が解ってきたような気がしました

何分くらいでしょうか？そんな事が頭を駆け巡って目をつぶっていると

ふと人の気配がします

後を振り向くと遠くから鳥居に向かう参拝者が見えて来たので（しかも団体・笑）

最後に金山毘古神に向かって

『去年から、開眼させてくれた出雲と仕事のご縁が出来ています。

その感謝の気持ちと共に、大国主命さまと対話をして参ります・・』

と言って金峯神社を後にしました

蔵王堂の近くにある『吉水神社（よしみず神社）』
この小さなお社は『恵美須神社』なのですが、ここには珍しく
『蛭子（ひるこ）』＆『事代主』と２種類の恵比寿様が同じお社で奉られています

※とびとび連載となっておりますがこの『神様ミステリー』は次回、出雲へと繋がって行きます
ほんと、月日が流れるのは早いもので町家イベントを開催してあっと言う間に１週間が過ぎてしまいました
そして京都も今日から『梅雨入り』・・
今までの記憶でこんなに早く『梅雨入り』するなんて信じられませんよね
気候の激しい移り変わりにくれぐれもお身体ご自愛の程、お願い申し上げます・・