台風の影響でずっと雨が続いていましたけれど、
昨日は久しぶりの晴天となりました♪
そして奈良県まで『正倉院展』を観に足を運んでいました。
実はこの『正倉院展』日本で一番人気の展覧会で、
入場者数の多さはずっとNO.1をキープ!
一度だけ1位の座を譲ったのですが、その展覧会は
『阿修羅展』でした。
結局『正倉院』『阿修羅』はどちらも奈良に鎮座されるもの・・。
恐るべし!奈良県です・笑
人気が高い理由としてこの『正倉院展』に展示されている
国宝は、どれも目を見張るものばかりである事。
しかも毎年、展示物が変わる・・
今回は『第65回』と言う事なのですが、
一体、どれほどのお宝が眠っているのか??凡人には計り知れません。
数多い展示物の中でもスペシャルな逸品が毎年用意され、
今年はポスターにもなっている『漆金箔薄絵盤』でした。
細部にまで見事な絵図が施されている蓮の形の『お香盤』です。
お盆の上に7時間40分も炊く事が出来るお香を形成するのですが、
その技術・センス・思考・・全て超越しています。
古都・奈良の天平時代の芸術程、素晴らしいものは無いと思います。
それは美術・工芸に止まらず、薬膳レシピから衣装に至るまで、
宇宙と繋がっていたんじゃないかと思う位・・笑。
人気が高い理由も解りますが『正倉院展』を観に行くと
〜日本人ってホント、凄いんだ!!〜
と感激します。
個人的に一番のお気に入りはこの『平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)』
トルコ石・ラピスラズリ・夜光貝の螺鈿細工・琥珀で豪華に飾った鏡・・
どの素材も中近東〜中国から輸入されているもので、
素材を集めるのにどれだけの時間が・・
そして制作するのにどれだけの資産が・・
なんて考えると頭がクラクラしてきます・笑。
でも、古来日本で作られた国宝級の逸品は何世紀を超えても
その輝きを失う事がなく、そんな逸品を身近に観る事が出来る
現代の私たちは本当に恵まれていると思います。
美術館や博物館は時空を超えて古代の方々と触れ合える特別なスペース・・
其処には目に見えないけれど確かに繋がっている『絆』が存在しているからこそ、
展示物の息吹を感じ・・そして感動出来るのだと思います。
〜お昼は薬膳弁当とビールで乾杯♪〜 |
今回改めて思いましたけれど、出来るだけ毎年足を運びたいと思いますね。
毎年、素晴らしい感動が待っている展覧会なんて
そんなあるものではありませんから・・。
タイムマシーンがあれば、一番行きたい天平時代です・笑
『正倉院展』のチケットには必ず『なら仏像館』もセットになっているのですが、
この『仏像館』へ行くのも楽しみの1つです♪
展示物の多さも驚きますけれど、珍しい観音菩薩やお釈迦様の像も
観る事が出来ます。
ここまで来ると古来奈良の魅力にノックアウト状態・・♡
きっとこれから来場者数が増えて行くと思いますが、
朝早く行くか、午後閉館近い時間に行かれるとあまり並ばなくて
観られると思いますよ!
是非、天平時代の超越した文化に触れてみてください♪
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