写真家として活動しながら、悩める人を霊感タロットにより幸せ体質に導く「鑑定士」。無事に不幸から脱した人の数は5000人以上。 そんなEMYがお届けする「開運の言霊」が皆様の元気に繋がりますように・・♪
6/14/2010
若沖に酔う・・☆
伊藤若沖・・私が彼の存在を知ったのはイギリスに住んでいた時でした
海外で生活をしていると『ニッポンの文化』に対して敏感に反応します
なので『着物』『日本画』は特にイギリス時代、意識していたカテゴリーで若沖の作品もロンドン市内の本屋さんで見つけました
繊細な色使い筆使いはもちろんの事、江戸中期の作品とは思えない時代を超えた
エキセントリックさ・・
京都の大学に行って身近に若沖の作品に触れられる機会が多かったのに『灯台元暗し』とはまさにこの事!
それから若沖の魅力に取り憑かれて現在に至ります
今までも何度か展覧会に足を運び、若沖の作品に触れて来ました。
でも何て言いましょう・・
近年の『若沖ブーム』で大勢の方がいらっしゃって作品以前に
人に酔ってしまっているか?
陳列された作品があまりにも『発表会』風で風情を感じないのか・・
大好きな若沖を目の前にして変な違和感を感じている自分が其処にいました
『動植綵絵』(どうしょくさいえ)シリーズは特に好きですね☆
そして今回、『香川県・金比羅さん』で奥書院に描かれている床の間&屏風画が特別拝観出来ると言う事で
「こんなチャンスは滅多と無い!!」
と行く気満々でしたけれど、開催中は特に仕事で忙殺されていた時期だったので最終ギリギリに
やっと観に行く事が出来ました
何時も思うんですけど、暑い日の『金比羅さん』の階段はきついですよね
中村女史とゼェゼェ言いながら思わず叫びます・・
「やっぱり真夏の金比羅さんは無理~~!!」
emyは日傘をちゃんと持参していたのですが、中村女史は帽子をかぶっていても
「日傘が欲しい!」
と叫んでおりました(笑)
まずは
書院の下にある『第2展示場』から見る事にしました。
『百花若冲繚乱』(ひゃっかじゃくちゅうりょうらん)の第2展示室の入り口
きっと最終日前日だし、多くの人が殺到していると思いきや、
それがね・・めっちゃガラガラなんですよ(笑)
金比羅さんへ参拝にいらっしゃっているお客様は大勢いらっしゃるのに若沖には目もくれず・・
おかげさまで初めてじっくりと作品を拝見する事が出来ました
この第2展示室には個人蔵の若沖掛け軸と修復作業が終わった屏風画が展示されていました。
京都国立博物館 文化財保存修理所にて修復作業が行なわれていた『屏風画』
厳重な注意をはらわれて展示されている屏風画を見ながら
何故『違和感』を感じてしまうのか理由が解りました。
無機質な白い壁にいきなり絢爛豪華な若沖の作品を展示されている『空間のギャップ』を感じてしまっているんだな・・
これは美術展覧会の悲しい性で、ど~しても『空間』までプロデュース出来ないのは仕方の無い事・・
少なくても特別公開で目に触れる事が出来た若沖の作品に感謝しつつ、第1会場の書院へ向かいました
第1展示室☆金比羅さん書院の入り口
この中は当然、『撮影禁止』なのでディテールを文章でしか
お伝え出来ませんが、とうとう完璧な状態で若沖に触れられたんですよ
ライトなど照明が無い中でいぶし銀の黄金色を放ちながら浮かび上がる『上段の間』
そこに描かれている『花丸図』
その前の畳に座りながら若沖の作品を存分に見る事が出来る贅沢なひと時・・
��観客も2~3人しか居ないんですよね)
これがemyが求めていた『完全なる美術展』・・
「ほんまに来て良かった・・」
と涙が出そうになる位、この空間に酔いしれていました
帰りたくなかったな~(笑)
若沖は多くの『鳳凰』も描いています☆
そしてもう一つ贅沢なのは『円山応挙』の屏風画を背にして涼みながらブログを更新出来た事(笑)
外の暑さとは打って変わって書院の中は心地よい風が通り抜け
思わずお庭を眺めながらぼ~~っと涼んでいました
書院のお庭です☆
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ご褒美のような。
完璧なシチュエーションで作品を観れるのって、なかなかないですよね。
最近、美術館いかないの、それかも。
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こんな素敵な作品がいっぱいあったんですね♪
行けば良かったと少し後悔…
(ρ°∩°)
emyさんは博識ですよね♪
emyさんブログ、ためになります!!
金毘羅さん…今度はぜひ真夏の奥社へ☆
暑さで干からびます(笑)
(^_^)v
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週末の金比羅で、めいっぱい☆パワー充電された様子が伝わってきます~♪
ブログを読ませていただいてると、1月に金比羅に伺った時のことが思い出されて、
また参拝に伺いたくなってます(特に奧社~すっかりお気に入りです♪)
ところで、先週京都でお話しした貴船で感じたこと... それ!まさに今回EMYさんが若沖に感じられてる
>近年の「若沖ブーム」で~ からの
>大好きな若沖を目の前にして変な違和感を感じている~ の行の部分、 その感覚に近いですっ!!!! (_ _。)
貴船は、今の神社参拝やパワースポットのブームにどっぷり入れられてる影響からなのか、
金比羅と貴船、同じように奥社(宮)に大勢の人が足を運ばれてますけど、なぜか?何かが?違ってるな~と感じてしまってます。
近々貴船に行かれるとのことなので、またその時の様子、ブログにアップしてくださいm(_ _)m
よろしくお願いします。
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昨日、日本画の展示・ライトアップを
日の出から日没風に演出したものがあって、
すばらしかった。
という話を聞いて、「いいなぁ」と思っていたところでした^^
もちろん、置いてあるその場でリアルに見ることが一番贅沢ですよね~。
それも、人がいないなんて最高ですね。
一番上の鳳凰、ステキですね~。
躍動感!
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天才って、時空を超えて「天才」ですよね。普遍的で、いつでも新しい…☆☆若沖の作品とかをみているとそんな気がします。今でも十分すぎるほど迫力とか、気合いが迫ってくるから、作品によっちゃ、わたし、怖くなって見られないかもしれません。
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いつも読み逃げですが・・
画像が無くても感動が伝わってきたので・・
素晴らしいですね。
今発売している記念切手で
鳳凰柄のがありますよ
シートの一部ですが、購入してemyさんを思い出しまし
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なんか、ため息しか出ませんでした(笑)
目を奪われてしまう……………
いぃもの見させて頂きました。有り難うございます☆
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こんにちわ。
2度目のコメントです。
私も若冲大好きです!!!
フランスに住んでいるため、なかなか目にする機会が少ないので、今回の記事を、見てとてもうれしくなりました。
若冲作品を素晴らしい環境で見られてうらやましい限りです。
そして、私も着物大好きで、フランスでも着付けのお仕事をしています。
日本を離れると、ほんとうに日本文化の素晴らしさを再確認できますよね。
日本からは遠く離れてしまいましたが、ヤマトナデシコ魂をここ、フランスで広めていきたいと画策しています(笑)。
いつか、EMYさんの作品をフランスで堪能したいです!
では、これからも頑張ってください。
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鳳凰の絵、素晴らしいです。
色使いも描写も、天才ってこういう人を言うんだろうなと思います。
私は今の渋めの色遣いが好きなんですが、当時の人はもっと鮮やかな色彩で見られたのでしょうね。
仏像や神社仏閣も、建立当時はキンピカキラキラだったと何かで読み、ちょっとタイムスリップしてみたくなりました。
がら好きで堪能できたんですね。
うらやましいです
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よい旅行になりましたO(≧∇≦)oいろいろあったので、いつかお話できたらいいなって思っています♪本当にどうもありがとうございますo(^-^)o
私も若冲、大好きです◎^∇^◎
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目の保養になります
本物は写真以上なんでしょうね
作品をじっくり堪能できるなんて贅沢ですよ~
私も美術館好きですが(図書館・映画館…『館』の付く場所は大好き)混雑してると後ろから押されるように見る羽目になりますからね
美しいものをありがとうございました
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実は、5~6年前の何百年ぶりだかっていうときに観にいったんですが、
入場だけで1時間待ち(;^_^A
中へ入ってからも、すっごい人で・・・(@Д@;
見たんだか見なかったんだかって感じだったので、
ゆっくりご覧になれて、本当に良かったです~≧(´▽`)≦
カーン君似の応挙はすっごく覚えています!
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素敵ですね~。作品もお庭も。写真でこんなにきらびやかなので実際は、さぞかし黄金色輝いているのでしょうね。お庭は何かしらほっこりとしていてお抹茶を美味しくいただけそう。
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��Halさん
最高の展覧会でした(〃∇〃)
やっとリアル感を味わう事が出来ましたね♪
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��おんころさん
あの状態で『奥宮』は無理です(;^_^A
夏の四国はめっちゃ暑いですよね(^▽^;)
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��naoko*さん
来週、5年ぶりに貴船に行ってきます♪
それでなくても『川床』シーズンなので
平日でも人が多いでしょうね・・(゚_゚i)
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��りかぽ_OcTA35さん
実際、沢山の鶏を飼って書いていた様なので
特に『鳥』の絵は最高に美しいです(*^.^*)
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��ひなたあおいさん
若沖は『天才』『奇才』ですよ(^_^;)
流れる様な曲線も墨絵も素晴らしいですしね♪
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��minamiさん
私も以前、若沖の切手シートを購入して自分の展覧会のDMに使用した事があります(*^.^*)
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��ひめさん
・・と言う言葉がピッタリです(*^.^*)
今日はひしさしぶりにお声が聞けて安心しましたよ♪
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��Satokoさん
是非、フランスに『大和撫子魂』を発揮してください(^_^)v
私も10月にパリへ行きますよ♪
来年の春にはパリで展覧会が出来る様に頑張ります☆
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��雪さん
昔の神社仏閣にタイムスリップ出来たら
ほんまビックリする位、ド派手な『仏』をみる事が出来たでしょうね(;^ω^A
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��にこにこさん
またどんなご旅行だったか聞かせてくださいね(^_-)☆
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��サマンサ♪さん
この前の『長谷川等伯』もそうでしたけれど、
ほんと沢山の方々が押し寄せるので
ゆっくり作品が見られないのが残念です(*_*)
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��帆布さん
私も5~6年前に行きましたけれどガラガラでしたよ(笑)
きっと一緒のもの見てると思うんですけど・・(;^ω^A
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��soleilさん
金比羅さん・書院は静かですよ~☆
ほんと何時もお庭が見える場所に座ってぼ~~としています(〃∇〃)
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若沖の作品は、色が鮮やかで美しいですね~。目が覚めるようです!
��myさんの日記、めっちゃ共感しました。
以前、文化財の邸宅でカミーユ・クローデル展を見たときに、邸宅の大正ロマンとクローデルの彫刻と西日が重なって、とても素敵だったことを思い出しました。
��KUさんでのemyさんの大扇も見てみたかったです~☆
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��まーさん
まーさんのコメントを読んでいるとまた別ですが、邸宅でイギリスのウィリアム・モリス展を観に行った事を思い出しました・・☆
あの展覧会も場所と展示物がマッチングしていて素敵でした(*^.^*)
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迫力の絵ですね~~~~
これは確かに白い壁を背景にしたら
違和感たっぷりかも(^_^;)
それにしても・・・
今日はやたら「鳥」が目に付く私でありました
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��色彩アーティスト 彩ね。さん
あるものがやたら『目につく』時ってありますよね(;^ω^A
私は最近、『鯉の大扇』を制作したのは抜きとしてやたら『扇』関連が目に飛び込みます(笑)